綺麗なリフティング

ケトルベルリフティングのプロレベルの人たちのリフティングはフォームが綺麗です。写真はOKCジムのトレ仲間のフィービーちゃんの今年のカリ・オープンの時の写真。完璧なまでに左右対称のバンプアップです。彼女はプロリフターではないけれど、彼女のLCリフティングのテクニックは素晴らしいです。現在はコーチ、クリス・ドエンレンの元20kgダブルLCをトレーニング中。

左右対称の完璧なテクニックは見ても美しいです。
毎回鏡を見ながらのリフティングはお勧めしません。なぜなら競技会や資格コースの実技試験などでは鏡があるわけでなく、周りで人が見ている環境の中でリフトするので、必要以外の時は鏡のない環境に慣れておくのが良いからです。でも鏡がある場合は時々自分のフォームが左右対称か確認してみてください。ラックポジションやフィクセイション時、体が左右に偏っていないか、オーバーヘッドの腕は真っ直ぐにロックアウトされているかなどをチェックします。
JWのラックポジション。

私のダブルフィクセイション。腕は耳の真横に来るのが理想的です。腕が耳より後ろに行き過ぎるとバランスを崩しベルの負荷を下半身で支えられなくなります。また腕が鼻先あたりまでしか来てなければ前腕に余計な負荷がたくさんかかってしまうのとフィクセイションがふらつきやすく、それだけでなくノーカウントを取られることもありますので注意が必要です。

デニスの左右均等なバンプアップ。世界チャンピオンレベルだとリフティングのどの瞬間を撮っても綺麗です。

今年のカリ・オープンの写真。左から、デニスの生徒ビタリ、中央はJWの生徒マイク・サレミそして右もデニスの生徒のノコーナ。3人とも32kgのLCを競技しています。このフライトでマイクはMSタイトルを獲得しました。

スナッチシングルベルですが、それでも体はいつもほぼ真っ直ぐでベルはできる限り体の中央を上下します。三脚があれば自分のリフティングを動画に撮ってフォームを確認できればベストですが、できれば時々は鏡を見てフォームの均等性やバランスをチェックしてみてください。