OKCJイベントに参加される方へ、お薦め動画数点。

OKCJapanでは8月1日と2日の両日、二日間の資格コースを大森ゴールドジムで開催します!現在お申し込み受け付け中です。10月のジャパンチャンピオンシップを目指す方、ジャパンチャンピオンシップの翌日から行われる3日間のOKCI(OKCインターナショナル)とKETアカデミーの資格コースを目指す方、また、これから真剣にKBを学びたい方は是非お申し込みください。 5月31日が早割の締め切りなので、参加を希望される方は早期割引きディスカウントをお見逃しなく!
8月の資格コースでは、スイング、クリーン、ジャーク、スナッチ、ロングサイクルといったKBリフティングの基本からKBムーヴメントの技術理論、KBスポーツ競技のランキングやルールの解説、そして日本ではほとんど入手することができないトレーニングやKBスポーツリフティングの指導に必要な「トレーニング・プログラムの作り方」などを丁寧に指導します。 今後KBスポーツ・リフティングの指導を行いたい方も是非ご参加ください。 資格コースの詳細とお申し込みはこちらから。(←クリック)

また、10月のジャパンイベントには海外から、世界チャンピオンを含めたくさんのすぐれたリフターやコーチが日本にやってきます。OKCノースのジムでいつも一緒にトレーニングしている仲間も数人やってきます! ロシアからはもしかしたら10人以上やってくるかも・・・・!  海外からは少なくとも20名以上はやってくる予定です。正直これだけの海外ゲストを日本に招待するのは本当に大変なのです。多くのゲストは日本のビザが必要だし、ホテルや空港までの送迎など、、、特に日本は他のアジアの国より英語ができる人が少ないこともあってたくさんの”ケア”が必要です。もしKBに興味があって英語の通訳ができる人がいたら是非私までご連絡ください。ロシア語通訳は数名いますが英語の通訳はできれば5〜6名希望しています。 10月のイベント参加を希望される方のお申し込みも受付中です。こちら(←クリック)から希望のイベントリンクをクリックしてお申し込みください。

さて、8月や10月のジャパンイベントを目標にトレーニングされている方々に幾つか基本アドバイスをいたします。
KBスポーツは、極論を言えばレップ数が多ければランクを獲得したり勝利を得ることが可能です。 しかし、OKC/OKCJではレップ数の多さを目標にする前に「正確さ」を大変重視しています。正確=綺麗なリフティングを行うということです。 例えばスナッチ一つとってみても、1)ベルを床からすくい上げる。 2)バックスイング 3)バックスイングの終点=フロントスイングの始まり 4)アクセレレーション・プル 5)インサーション 6)ロックアウト 7)フィクセイション 8)ドロップの瞬間 9)手の切り替え 10)ダウンスイング〜〜〜〜と、沢山のポイントがあり、この一つ一つのポイントを”正確に”行うことを一つの目標としています。 これが綺麗にできるようになるまでは10分間セットはほとんどやらせません。 OKCジムのビギナーコースでは、毎回1時間+週3回の講習で3ヶ月目にして初めて2分間のタイムセットを行いました。 寿司職人の元に弟子入りした人が、すぐに寿司を握らせてもらえればそれは楽しいかもしれませんが、実際は何ヶ月も包丁研ぎだけやらされて、その次は何ヶ月もご飯炊きだけやらされて、、、、という具合に、KBも最初は基本動作だけを何ヶ月も行います。基本が正確にできなければ、たとえ10分間リフトできたとしても、綺麗なリフティングに見えず、リスペクトはされません。崩れていても、味が変でも寿司が握られれば良い、というのではダメなのです。 千里の道も一歩から。まず、時間をかけてコツコツと基本から学んでいってください。

各イベントに参加する方への基本アドバイス

心構え
心構えというのは文字通り”気持ちの準備をする”ということです。 これからKBリフティングをするという気持ち、テレビを見ながら適当にスイングしてトレーニングを終わらせるようなことがないよう、KBを持った瞬間から真剣勝負で臨むような心構えで行うこと。

服装
理想としては服装は厚手の綿100%のTシャツと、パンツはコンプレッション・ショーツ、もちろんあればリフティングシューズを着用します。競技を真剣に行いたい人、中級以上のリフターになってくればリフティングシューズは必須となってきます。リフティングシューズがあると非常に安定した着地ができます。

リフティングベルト
これも自分に合ったものがあればジャークやロングサイクル時に着用します。リフティングベルトの着用は個人の自由です。私の場合、ジャークやロングサイクルを行う時にベルトはもう絶対必要ですが、ベルトをしない人も沢山います。ロシアではほとんどのリフターがベルトを着用していました。 また、スナッチではベルトは必要ないので着用しません。

チョーク
これも各自の自由ですが、私たちは本人が必要だと思わない限りは勧めません。 私はジャークやロングサイクルではほとんどチョークをつけません。スナッチでは適度につけます。JWは気温が暑い日で手が汗ばむ時などにつけ、ドルビーは滅多にチョークをつけません。チョークは環境的に粉チョークがつけられる場所であればなるべく粉チョークを勧めます。私は今まで何百人ものリフターたちを競技会で見てきましたが、アメリカでもロシアでも、リキッドチョークをつけてる人はいつも私一人でした。ロシアではロシア人リフターたちから「それはなんだ?」と聞かれ、リキッドチョークだと説明すると怪訝な顔をされました。笑  でも今の所、リキッドチョークが違反と言われたことはありません。

ヘッドバンド、リストバンド
額に汗をかきやすくて、リフティング中に目に汗が入ってしまいそうな人とか、前髪が気になるという人などには、ヘッドバンドとかバンダナとかが必要かもしれません。多くの競技会のルールでは、競技中にベルを持っていない手で体の部分に触れることは禁止されています。だから競技中に額の汗をぬぐったりすることはできないのです。競技でのヘッドバンドやメガネの着用はどこの競技会でも許可されています。
リストバンドの着用は、違反ではありませんが、OKC/OKCJでは勧めていません。ビギナーの場合、インサーションがなかなかできないといった理由でKBが手首にバンっとぶつかってしまったりします。これで手首を痛めてしまいそうな人はリストバンドで手首を保護して行いますが、「しなくても良い」のであれば着用しないようにしてください。リストバンドをしなければ、ベルが手首に直接触れてベルが手首に沿って動く、または回転する、または停止する感覚を肌で感じることができます。また、トップでのフィクセイションではリストバンドをしているよりしていない方がベルが手首にピタッとおさまりやすい=フィクセイションが決まりやすい、です。 ロシアのリフターは、手首を痛めているとか、なんらかの事情がない限り、ほとんどの人がリストバンドはつけていません。 また、多くの競技会のルールではリストバンドの長さは約10cm以内、そしてメタルの保護パネルが入っているタイプのKBリフティング用リストバンドの直用を許可していません。 ちなみにOKCJで販売しているスナッチマン刺繍入りリストバンドは12cmなので、洗濯して乾燥機に入れて10cmまで縮めれば使用可能ですね。笑

鏡、タイマー、ビデオ
これらは必要に応じあれば便利です。一人で練習している人は、毎回ではなく”時々”全身が映る鏡があればそこでリフトし、自分のフォームをチェックすることができます。時々、という意味は、いつも鏡の前で練習していると、競技会で鏡のない環境に慌ててしまったりするためです。またタイマーは毎分同じレップ数をリフトするのに便利です。動画は鏡同様、自分のリフティングの良し悪しや癖を客観的に見ることができるのでお薦めです。もし、コーチやパートナーがいればベストですね。

参考動画
YouTubeなどでは沢山のKBリフティング動画が観れますが、当然ながら”良いリフティング動画”を観て勉強してください。
世界チャンピオンを目指しているわけではなくても、世界チャンピオンリフターの動画からは沢山のことを学ぶことができます。チャンピオンリフターはチャンピオンにふさわしく、完璧で美しいリフティングを行います。これらの動画を観て、できる限り綺麗なリフティングを目指してみてください。
KBリフティングの動きがよく分かるスローモーションの参考ビデオを幾つか紹介します。これらはもう保存版として何度でも観てよく研究していただきたい貴重なビデオです。

セニアちゃんの24kgスナッチスローモーションビデオ

イヴァン・デニソフの32kgジャーク、スローモーションビデオ

10月訪日、競技&指導を行うデニス・ヴァシレフのロングサイクル超スローモーションビデオ。LCの動きのメカニックがよく理解できます。

同じくデニスのスナッチビデオ。彼の手の動きをよく観察して研究してみてください。

最後にセルゲイ・ルドネフとセルゲイ・メルクリンのLCスローモーション比較ビデオ。
動画リンクは次のアドレスをクリックして観てください。
https://www.youtube.com/watch?v=-lRNNvmv8wk&index=7&list=FL-SkLMcOMGnAGgijs7DlZzQ