自由なOKCジム

またしても1ヶ月以上ブログをさぼってしまいました。すみません!

数日置きにチョコっと更新できるようになりたいな。。。。。
さて2017年始まってからはフルスロットルで稼働中です。 私の指導するビギナークラスはどんどん新しい人がどこからかやってきて、最近は満員になることも多く、クラスのスケジュールを増やさなければと思っています。写真は最近のビギナークラスの模様。一部のグループは一緒にタイムセットを行い、あとは個人プログラムだったり別メニューをあげている生徒さんもいます。

日本とは違うOKCジム
私は今OKCジムで働いていますが、他のジムはどうだかわかりませんが、日本だったら「有り得ないでしょ?」なことが結構あります。

1)いつも犬が何匹もいる:私はオールド・イングリッシュ・ブルドッグのテツ君を買ってますが(今5ヶ月になりました)、その他にもジムのメンバーさんたちは犬をたくさん連れてきます。なぜか小型犬は見たことなく、みんなほとんど中型犬か大型犬です。ジムメンバーは今の所100%犬大好きな人たち。テツ君は毎日いろんな人やいろんな犬と遊べて嬉しそうです。日本のジムだったら衛生面とか安全面とかで色々規制ありそうですよね。


動画は19kgのテツ君でスクワットをする生徒さんたち。

2)ジムの裏手でホースで水浴びする人がいる
朝6時からのストレングスクラスのメンバーは、クラスのあとジムの裏手のホースをシャワーがわりに使います。だからそのあたりに石鹸とバスルームにはバスタオルも持ってきています。もちろん冷水しか出ないので寒い日はきついだろうに、、、、。

3)15人以上のメンバーがジムの合鍵を持っている!
ジムの常連メンバーは家族のようなもの。この人たちにジムを自由に使って欲しいので合鍵は25個くらい作っています。私やJWが休みの日曜とか夜遅くとかに一人でもトレーニングしたい人とか、また私が事故渋滞に巻き込まれてクラスに遅れそうになった時とか、生徒さんに電話して「ジムを開けてみんなと先にウォームアップしていて!」などという時とかに便利です。また合鍵を持っている人はジムが空いてない時に一人でトレーニングしたあと、気がついてゴミ箱のゴミを出しに行ったり、他の人がしまい忘れた器具を片付けていったりしてくれます。 どうやら合鍵を持つことで、メンバーは「自分のジム」だから愛着がある。大切にしたい、といった気持ちが出るのかもしれません。あと、OKCジムの周りでは泥棒とかも入っているので、いつでもジムに明かりがついていて、常に誰かがジムにいるという状況を作っておくこともメリットの一つです。

4)そして今回驚いたこと
私たちOKCはあと12日後に、プライベート・KBクラブとしては世界最大のKB競技会、カリ(フォルニア)・オープン/WAKSC世界大会を主催します。そのため私たちOKC経営陣は11日間もジムを留守にしてLA郊外に行かねばなりません。私のアシスタント・インストラクターもカリオープンに行ってしまうので、私は「2/22~3/1までカリオープン開催のためKBクラスはクローズします」とジムの壁に張り紙しました。そしたら、カリオープンに参加しないクラスのメンバーからブーイングの嵐!!その日のクラスの終了時、生徒さんたちが集まってきて「クローズなんて嫌だ。4回分のクラスのみんなのメニューを紙に書いてジムに置いていってくれたら僕たちみんなでそのメニューを見ながらクラスを続けるよ。」まさか生徒さんたちだけでクラスをやるなんて考えもしませんでした。そしてちょこっと感激しました。私のクラスを過去2年間週3回たった1回しか休んだことのないボブに合鍵をあげて、ボブが私の留守の間のクラスの級長になってくれることになりました。 日本のジムとかだったらこんな簡単に行かないだろうなーと思います。

要するに、こちらでは”規制”が少ないのです。これもNYとかの東海岸とかだとまたちょっと様子が変わるようですが、とにかくカリフォルニアというのは色々な面で”自由”の多いところなのです。だから人々は規制にこだわらず自由な発想で生活しています。どちらが良い悪いではありません。

こんなユニークなOKCジムが大好きな私です。