ちょっとケトルは置いといて食べ物のお話

OKCJのジャパン・ナショナルズと資格コース・レベル〜1の受付が始まっています。お早めにお申込みください!

すごいもの食べてしまった!!

過日エイダや彼女の弟さんたちと食事に行きました。このサンフランシスコの店はオーナーがTVで引っ張りだこのスターシェフで、こちらのアクション漫画にも登場したりしてます。エイダはこのオーナーの大ファンなのです。というわけで彼女の誕生会をここでしました。私はこの店2回目。奇抜でワイルドな料理を出すシェフですが、この夜はシェフが動物を何等か丸ごと買ってそれをその日のお客さん全員に同じコースメニューとして出すというもの。月曜の夜というのにレストランは興味深げなビジネスマンたちやおしゃれな人たちでいっぱい。
1コース目:ベトナム風に味付けしたアスパラサラダに鳥の皮や山羊とかの臓器が入ったもの。・・・・味付けがアジアンなので結構イケました。

2コース目:鳥や羊とかの心臓や腸などのガーリックソテー。・・・・なんか血生臭くなってきた。。。
3コース目:普通に焼いたワッフルの上に鳥の砂肝などが乗っていてその上にメイプルシロップがかかってる・・・・不思議な一品。

4コース目:上のグロテスクな写真の一皿で、エイダの誕生日ということで特別注文した一品。山羊の頭を丸ごと煮込んだもの。味こってり。魚の頭みたいにゼラチン質も多く、脳みそは、、、、これは私は以前イタリアで牛の脳みその料理を食べたことがあるけれど、それと同様プロテインの塊のようで、味としては白子にも似た感じ。ともあれ見た目が怖すぎます!!  周りのテーブルの人たちも興味津々で「それなに??」と聞いてきました。

私はすぐ写メってJWに送ったら「ギョ〜〜ッッ、俺行かなくて良かったよ!」と。 メインコースはまだだったのにあまりにヘビーな料理が続きお腹はMAX近く。
5コース目:メイン料理。ここまでヘビーなのが続いたらメインコースくらいは普通のステーキとか出てくるかなーと期待。してたらステーキ出てきた!喜!
が、、、、!!!  これが、、、、普通のステーキ肉じゃなくて”牛の乳房のステーキ”だったのです!

皆さんは牛の乳房、胸を食べたことがあるでしょうか? 私は初めてです。味? これはもう、なんというか、牛の脂肪の塊は白くてこってりしてますよね。そんな感じで、でも乳房だからなんとなーく乳臭くてちょっと弾力もあります。でもまあ、脂肪の塊を食べてるようで、一口食べて私も私の隣の彼(エイダの同僚)も「うぅ・・・・・これは脂肪のカタマリ食べてるみたいでとても食えないな・・・・ :-( 」と。写真は乳房のステーキを前にしたエイダと彼女の弟さん。写真手前には山羊の頭の脳みそが写ってますね。ううう・・・・・

私はなんでも食べるしゲテモノでも喜んで食べてしまう方ですが、さすがにこの日のコースはヘビー過ぎました。
6コース目はデザート。これは結構普通のデザートでホッ。
写真ではオーブン(大釜)の中でなんかの動物の頭とかが焼かれていて、手前にはやはり何かのレバーや砂肝や心臓などの臓物が置かれています。 日本のもつ煮込み料理は大好きですが、洋風でガーリックやバターやたくさんのソースなどで料理された臓物は超ヘビーでした。そして、、、、この夜のディナーの料金を確認しなかった私が悪いのですが、なんと一人1万7千円 大泣!!!!!!! 
その夜は、普段滅多に寝汗などかかない私が寝汗をかき、翌朝は顔はテカっているし、、、、食べたものって本当に人の体に直結しているのだと、当たり前のことを改めて実感しました。

その週末は、我が家から徒歩30分くらいのところのレトロな映画館で一時封切っていたインディペンデント映画”East Side Sushi"というのをビデオで鑑賞。これは私の今住んでいる街が舞台で、メキシコ人の若く貧しいシングルマザーがふとした動機でジャパニーズレストランで働くようになり、女性の寿司シェフを目指して翻弄するという内容。(日本では未公開のようです)私の街の危険な部分や貧しい部分が出てたり、この街の良いところも悪いところも上手に写していて、私が毎日歩いている場所や我が家のすぐそばなども映画の中に出ていてちょと嬉しくなりました。英語ですが、予告編ビデオがありました。

そしてそれ観たら今度はお寿司が食べたくなって、でも私の街には美味しいお寿司屋さんはないので仕方なく今度は英語のドキュメンタリー映画二郎は鮨の夢を見る」を鑑賞。興味のある方はこの映画のタイトルか”すきやばし二郎”でググれば賛否両論色んな記事が出てきます。この映画予告編はこちら。

そしてこのスシ二郎と同じ監督さんが、レンタル映画(ドラマ、シリーズ等)のNetflixのドキュメンタリー・シリーズとして作ったのが"Chef's Table"という連載番組。この第一回シリーズの、LAで日本の懐石料理レストランを経営するNiki Nakayamaさんのお店”Naka”の番組を観ました。男性中心のシェフ業界で特に女性に厳しい懐石料理にチャレンジする完璧主義者のニキさんの根性が素敵です。このドキュメンタリー・シリーズの予告編はこちら。料理が芸術の域に達するとこうなるのでしょうか。

このニキさんのお店Nakaはマイクサレミとエイダが、今年のカリオープンの数ヶ月前に予約を取ろうとしたそうですが、半年先くらいまで予約満杯とか。来年のカリオープンには是非行きたいのでこの夏くらいに予約しようとエイダとマイクと話しています。年に1回くらいは素晴らしいものを食しに行きたいものです。

7月? 今回の訪日には・・・・B級グルメを少々そして1回だけすごく美味しいお寿司を食べに行きたいなーと思っています。と、いうわけで現在はダイエット中。トホホ・・・・・。泣