JWスナッチ36kgベルx60レップス=3分間&32kgベルx100レップス=5分間

現在バイアスロン種目(スナッチ&ジャーク)を極めようと日夜奮闘しているJW。

今日はJWのタイムセット・トレーニングとOKCインストラクターのジュリエットやサラのスナッチビデオをいくつかまとめてご紹介します。
皆さんもご存知のようにJWと言えば以前はKB界の中でも、60kgや70kgベルを上げてしまうストロングマン的なイメージがありました。元々巨体で体幹の力は凄いものがあり、タイヤでも石でも人間でも普通の人には考えられない重量をドカンと”力”で上げていました。
ところが、偉大なるKBスポーツコーチ、ルドネフの元でKBスポーツトレーニングを始めた当初JWのその”持ち前”の馬力は弱まっていってしまいました。KBスポーツには持久力と耐久力が必要で、世界相手の優秀な競技者になる為には150kgの体重は重すぎると言われ「痩せなさい」とルドネフから命じられました。 栄養士の仲間などからも協力を得、食生活を変え禁酒し、山へ登ったり毎日何キロも走り水泳をし、20kg以上痩せました。彼のリフティング技術はどんどん向上しましたが、一方例の”馬力”は弱まり、以前は70kgKBを何レップスもジャーク出来たのに、1回しか出来なくなりました。 でも痩せたお陰で持久力は格段にアップ。24kgを10分間余裕でスナッチできるようになり、9月からは32kgで競技に参加。ルドネフトレーニングを始めてからちょうど10ヶ月目位から、弱まっていたストレングスが再び回復し始めたのです。そこから今迄、彼は目に見えて(レップ数となって)どんどん高重量のベルを上げられるようになったのです。

一番上のビデオは彼が36kgベル(!)を3分間で左右30レップスずつ計60レップススナッチしたもの。そして次のビデオでは32kgベルで5分間に左右50レップスずつ合計100レップスの”32kgスナッチテスト”をしています。例えばRKCの男性のスナッチテストは24kgで5分間に100レップス上げるのがルールですが、手の持ち替えが何度でも自由なのとベルが小さい事、地面に置いて休んでもOKなどという注釈があります。それでも普通の男性でも相当練習しないと5分間で24kgベルを100レップス上げるのは大変です。 ちなみに36kgビデオの出だしで彼は「今朝起きたらルドネフ(の今日のトレメニュー)から”36kgベルスナッチ30+30=60レップス”とあった。俺は今迄36kgスナッチはした事無いんだ。。。。」とか言ってます。(JWは毎朝起きるとまず始めに、コーチから届いたトレーニングプログラムを確認します)
32kgベルに移行してから彼は、なんと言うか「大きなひと山を超えた」ように見えます。そして、本人曰く「めきめきと”あの”ストレングスが戻ってきたのを感じる」との事。2本のビデオに見る彼は、あんな高重量を20kgベルを上げているかのように淡々ときれいなフォームでスナッチしています。私はJWが、ごく近い将来全米チャンピオンになると信じています。 

次のビデオはジュリエットの20kgベル・スイングスナッチ・ビデオです。スナッチの為のストレングスとリズムと呼吸法のトレーニングで、これは見るよりやる方が相当きついです。彼女はパワーリフティングとかもやっていたので、体幹の安定した強さがあります。 一方のサラは16kgベルで左右45レップスずつ計90レップスを4分30秒で行っています。 ひょろりとした彼女は元々マラソン選手で、ジュリエットのような体幹からのパワーを武器にするより技術や呼吸や持久力で勝負です。 前々回のブログにも書いたとおり、この様にスナッチはリフターの個性が出易い種目です。 皆様も是非自分のスナッチ・スタイルを見つけて下さい。

OKCJジャパンツアー、お申し込み希望の方はお早めにご連絡下さい。日程はこちら、 イベント詳細はこちら  そして、、、今日気づきましたがIRONMAN BLOG(アイアンマンブログ)の2011年10月19日のエントリーでもOKCJジャパンツアーの告知記事が出ていました。(IronmanBlogは個々のエントリーだけをアップする事が出来ませんので、日付でサーチして下さい) また、私のこのNazoブログの左おびの「ジャパンツアー2011」のカテゴリーでもイベント関連の記事やイベントで行うリフティングに関する技術的な事など色々書いていますので是非ご覧下さい。

ナゾ