J & J シベリア TV デビュー!!!

今日は先ずは J & J のテレビインタビューの映像から。 トレーニングのあとそのままテレビ局に連れて行かれた二人のインタビューです。

J & J の二人とは毎日メールでやり取りし、ビデオチャットは一日置きに行っています。 ビデオチャットだと、私はJ & J 二人の顔を見ながら3人同時に話せるし、何より電話代タダというのが嬉しいです。JWのPCも私のPCもカメラ内臓なので、PCを手に持って部屋を一周すると互いの居る部屋がPCのビデオカメラを通して見れる訳です。まあ、私の方は居る場所の映像を見せてもしょうがないので見せませんが、、、。

JWがシベリアのホテルの部屋をPCビデオで中継してくれました。簡素な部屋で、シングルベッド2台、机と椅子、小さなブラウン管のTV, 窓の外にはルドネフの勤務する軍学校が見え、小さなバスルームにはシャワーとトイレがあるけど、、、、??? 何故か洗面台(シンク)は無し。 それでも二人はどんなネガティブな要因も面白がってポジティブに受け止めていました。

この数日彼等からは沢山の新着ニュースが舞い込みましたが、私がブログをゆっくり書くゆとりがなかなかありませんでした。興味がある方は是非JWのブログをチェックしてみて下さい。写真だけ見ても結構面白いかと思います。カーソルを下に動かせば数日分のブログエントリーが見れます。

シベリア到着の翌日、彼等は最初のフルトレーニングをルドネフの軍学校のジムで行いました。その日彼等は地元の新聞社やテレビ局などから沢山の取材を受け、その翌日彼等が町を歩くと人々が「アメリカン!! ギリ!ギリ! (ギリ=Giri=ケトルベルの事)」と叫んで彼等に好意的で、「全くクレイジーだよ。俺達が町の"にわかスター"みたいな歓迎振りでさ!」と話していました。 二人はどこへ行っても人気の的だったようです。その原因の一つは、勿論ルドネフです。ルドネフはロシアの権威あるケトルベルスポーツ名誉コーチ(ナショナルチームコーチ)であり、、、、
マスターオブ・スポーツ(MS)タイトル=42回 (ワオ!!)
マスターオブ・スポーツ・ワールドクラス(MSWC)=8回
オナード・マスターオブ・スポーツ(HMS)=1回
ワールドチャンピオン=5回
ロシア国内チャンピオン=5回

そして、IKSFAの大元のトレーニングプログラムは彼が作り上げた理論で、このトレーニングプログラムそしてコーチング(指導)の為の理論は数学がベースとなっているのだそうです。私が今ここで書いている事は、JWの数日分のブログ内容にもありますが、これは私が直接J&Jの二人と話した時に聞いたものです。そして、JWのブログ写真にもありますが、彼の勤める極東軍インスティチュートの入り口には、巨大なルドネフの肖像写真が貼られているのです。 奥様は英語教師で(だからJ&Jの講義は奥様の通訳で行われた)、お嬢さんは小学生の体操選手です。J&Jいわく、ルドネフ教授はこの町では英雄として扱われているそうです。なので、彼がゲストとして招き入れたJ&Jに対する軍学校や町の人々の歓迎振りも彼の人徳のお陰が大きいとJWは言っていました。写真はJWのブログから。この日のブログは合計70件位のコメントが来ました。

ジェイソンはシベリア到着翌日の、最初のフルトレーニングでいきなり指をケトルに挟んで怪我をしてしまいました。軍学校のジムのベルは通常の競技用のそれより小さく、そして形も彼等が慣れ親しんだものとは違うもので、ドルビーはかなり扱いに苦戦を強いられていたそうなのです。
怪我をした夜、ビデオチャットでドルビーは紫色に大きく腫れ上がった指を見せてくれましたが、かなり痛々しかったです。更に数日後には筋肉痙攣が起き、ルドネフには競技はちょっと無理かと示唆されましたが、ドルビーがそれでギブアップする訳がなく、彼は予定の32kgベルを24kgに変更し、LC,24kg x2=70レップスで、本人の満足行く結果は出なかったものの、それでも10分間意地でもベルを床に置かなかったそうです。JWはバイアスロンで、Jerk 24kgx2=38レップス、スナッチの方は24kg 9分強で76/76 で自己PR。 大会には100人以上が参加したそうですが、今回のイベントのスターはJ&Jの二人だったようです。 二人は大会前日「TVや新聞で時の人のように騒がれ、大会では他の競技者達から犬猿の目で見られるのではないか。」と随分不安がっていました。しかし大会へ行ってみると競技者同士は互いに親しみあい、彼等にもとても友好的でした。そして他の競技者や観客などから次々と「一緒に写真を撮ってくれ」と言われ、そして、ここでもTV局等の取材やインタビューが二人の取材やインタビューに3局も入り、JWは「次々と人やカメラやテレビカメラが来て、競技前のウォームアップは全然出来なかった。全くクレイジーな騒ぎだったよ!」と言ってました。 ちなみに軍学校のジムにいた子や町の子、テレビのリポーターとか、「とにかく女の子がみんなヤッタラメッタラ綺麗な子ばっかりで参ったよー。」と嬉しそうでした。
こうして彼等のシベリア旅行はクライマックスを迎え、大会帰宅後直ぐに私に電話があり、イベントの総報告を受けました。 これから彼等は帰国の途につきます。数百枚の写真と話しきれないほどの土産話と、、、そして2つのメダル、2つのトロフィーと共に。 おめでとう J&J !
こちらが二人のTVインタビュー映像つきのJWのブログエントリーです。私の写真がブログ内にありますがそれは別に私も紹介されたとかいうのではなくて、JWがTVインタビューに出た時「俺達はこの時Nazoが居たらな〜と思った。俺達はラジオ向けのルックスだけど彼女はテレビ向けのスマイルを持ってるから・・・・」などと言ってくれてます。私の写真の下(次)の写真は取材翌日の新聞の第一面(表紙)にJWの記事の紹介があり、次の写真はその記事の内容を、そしてその又次の写真は又別の新聞の表紙で、その下の写真でJ&Jの取材記事を紹介しています。

病人ではないけれど病室で看護生活を送っている私にとり彼等の冒険は"栄養補給飲料"みたいに私を元気付けてくれました。 しかし、病室暮らしも3週間を過ぎ、J-モビリティーや自重トレだけじゃ退屈で欲求不満です。病院からほど近い実家のマンション内に住人用の人口温泉の大浴場があるので、たまにそこのお風呂だけ入りに行きますが、(そして又病院に戻る)その帰りにふと立ち寄ったららぽーと内にゼビオスポーツ店があり、ケトルがあったのでとりあえず10kgベルを迷わず購入! (しかも安い!) この病棟にはゲスト用の談話室や畳のゲストルーム等の個室が幾つかあり、ここで毎日一日30分間だけケトルを振っています。 実は緊急帰国だった為慌てて必要最低限の物だけ詰めて来たのですが、ほぼ無意識に(!?)トレーニングウエアと液体チョークとリストバンドとタイムセット用タイマーとトレーニングシューズとトレーニング日誌はバッグに詰めていたようです(笑)。だから談話室でもきっちりタイマーかけて練習が出来ます。こういう場合、床を汚さないリキッドチョークは大変役に立ちます。これで随分とストレス発散や運動不足解消ができるようになりました。 ナースさんたちともすっかり仲良くなり、「今日のトレーニングの調子はどうでしたか?」などと声を掛けられます。予定外に長期戦になる可能性があり、ここにいつまで居るか分からないのでケトルが家の近所に売っていて本当に良かったです。Jさんにケトルを送ってくれ〜と頼む必要もなくなりました(笑)。この病棟内できっちりトレーニングした人は私が初めてだそうです。 (なので一応ベル持つ時はコソコソ移動しています)。 この病院の目の前に"東京ビッグサイト"というイベントコンプレックスがあり、ここが昨日行われた東京マラソンのゴール地点だった為、昨日は病室や病棟のロビーの大きな窓からゴール目前の100メートルほどをランナー達が走って行くのが直ぐ近くに見れました。
3週間近くまともに運動しなかったので体はヘナヘナです。
これから取り戻さねば。
ナゾ