どっぷりケトル

私は今までジムでは自分のトレーニングと仲間のリフティングサポートがメインでした。 自分がリフティングをしていない時はできる限り仲間のリフティングを横で見て、カウントしたり励ましたり、ワンポイントアドバイスをします。私がリフティングをする時は仲間が同じようにしてくれます。指導は主に資格コース等のイベントやセミナーやワークショップがほとんどでした。
ところが昨年夏から少しずつジムでの指導が増えてきて、最近は自分たちのトレーニングが午後5時から8時までですが1時間くらい早くジムに行って生徒さんたちのトレーニングプログラムを作るのが日課となってきました。4月までは8名のプログラムを作っていましたが、現在は週3回来るメンバー13名+たまーに来る人たちのプログラムを作っています。 このため5〜8時のトレーニングの内の2時間くらいは自分がプログラムを作った生徒さん達の指導に時間を取られます。今OKCジムのKBコーチは私とJWだけで、あとはストレングスやブートキャンプやヨガのインストラクター達です。でもジムは”ケトルベルジム”だから、KBを習いたい人たちがどんどんやってきて私とジョンはてんてこ舞いです。


写真は私が昨年から今までに作ってきた生徒さんのトレーニングプログラムです。毎回数回分のプログラムを作ってジムのパソコンに入力します。そのあとこのカードに書いて生徒さんに渡します。月水金のKBクラスの生徒さんと火木土のオープントレーニングクラスの上級者以外の全員に、各レベルにあったトレメニューを作るので、大変時間がかかるのです。写真のカードはすでに450枚以上もありました。これ全部一人で作ったんだからジムから表彰して欲しいです。笑 
KB指導はもちろん指導力が最も必要ですが最も”大切”なのは、おおよその人間関係や家庭生活同様、忍耐と愛情だと感じます。 スポーツを行うジムだしトレーニングは厳しく真剣です。ここでは愛情をガンガン表に出す必要はありません。でも生徒さんが必要な時にケアしてあげられる=さりげなく愛情をかけることはとても大事だと思います。次の写真は私のビギナークラスの模様。

左手のジェニファーちゃんはジムで一番仲良くしている子ですが、時々私のアシスタントをしてくれています。彼女はバイアスロン20kgベルクラスのCMSですが、ジャークの技術はジムの中ではトップクラスです。彼女はビギナークラスと同じ時間に、クラスの邪魔にならないようにしながら自分のトレーニングを行います。彼女が来る時は、クラスが始まる前にその日のクラスの内容を打ち合わせします。「じゃあ今日はジェン(ジェニファーの略)がスナッチのドロップを解説して私がデモンストレーションする。そのあと私がアクセレレーションプルの解説をしてジェンがみんなのチェックをして回る。3分間休憩したあと1分間のインターバルを3セットやろう。〜〜」てな感じで打ち合わせます。ジェンと仕事するのはめちゃめちゃ楽しいです。
バッキー
以前もここで紹介した俳優/小説家のバッキーは生徒さんの中で一番私を頼りにしてくれています。この日のメニューは写真の通り18kgから2kg刻みで32kgまでのLCラダー。


この日のラダーはストレングスと耐久力強化目的です。が、後半マメが剥けて出血。現在他の仲間たち同様OKCのNorCal(北カリフォルニア)競技会に向けて大特訓中。初めての24kg LCで勝負しますが、幼少からの膝の病気のためリフティングでは必ず膝のサポーターが必要です。


どんどん賑やかになってくるOKCジムです。そして人に指導しながら同時にたくさんのことを学んでいる今日この頃です。