本日の動画

昨日アップした動画の背後に(小さく)かかっていた楽曲の一つの著作権を持っている人が、とても厳しい人だったようで、動画をブロックされてました。仕方ないのでその部分を切り取って編集し直して再びブログも書き直しました。今度は観れると思います。

OKCジムとJW
今JWは週6日1日15時間働いています。朝5時前に自宅を出て帰宅は夜9時近く。帰宅したら生徒さんのトレーニングプログラム作りやメール処理などが残ってたりします。 私も週6日指導とプログラム作りと、JWとストレングスクラスのカリキュラムの打ち合わせなど、自分のトレーニングそしてそれらの合間は常にジムの雑務や模様替えを行っています。

OKC ジムはKBジムですが、KB以外のことも指導します。ストレングス、コンディショニング、ヨガ、ストレッチ、ダイエタリー(食生活)そしてランキングやルールや世界のKB業界の話題、あらゆる情報の提供を行っています。 私たちのジムには「KBで楽しく健康に」を目的としたKB競技者でない人から世界チャンピオンを目指している人まであらゆる人がやってきます。他のトレーニングジムで指導しているSFG(ハードスタイル)のインストラクターや他のジムの経営者などもたまにOKCジムにGSを習いに来ます。海外からもたくさんのKB仲間たちが訪れます。それぞれの人たちのニーズに合わせたトレーニングの提供が必要です。そして基本はKBスポーツ選手に必要なことがこのジムで全てカバーできるようなジムにすることです。それぞれのクラスには有資格コーチまたは有資格者から十分指導を受けた人が指導にあたります。
JWは早朝6時からブートキャンプ、朝7時からはKB HIT (High Intensive Trainingの略)そしてその後は個人セッション(パーソナルトレーニング)などが入り朝から大忙し。そして午後2時過ぎやっと軽く昼食を取れる時間ができますが、JWは「本屋に行きたい」と言って私と本屋に行き、ストレッチや身体機能の本などを買い込みジムに戻ってプロテインバーをかじりながら本を読んで勉強をしています。本を読む時間のない時はトラックの運転中にそれらのオーディオブックを耳から聞いて勉強してます。オリンピックリフティングコーチ資格やCSCSそしてアメリカで彼ほどたくさんのKB組織のインストラクター資格を持っている人は他に居ないのではというほどですが、それでも指導方法を仲間と話し合い、KBと筋肉組織の動き方の本を読み新しいデータや情報を吸収し、ジムにメンバーが10何人いても全員の動きをチェックしています。こういう人をプロの指導者と呼ぶのでしょう。

さて本日の映像は今日のオープントレーニングの模様です。 今日アイスチャンバージムで行われた競技会の模様とオーバーラップさせながら解説してゆきます。


オープンKBトレーニングはメンバーが増えてきて今までの週3日では足りず、今は週6日行っています。 今日は私たちのジムから車で10分ほどの所にあるアイスチャンバージムでAKA組織のウエストコースト・クラシック競技会が行われ、それにOKCジムメンバーも何人か競技に行ったため、いつもの土曜よりは少なめです。 動画はランダムに幾つかの映像を繋いでいますが、最初はマイクサレミの磁石。今日の彼のトレーニングはLCの36kg, 38kg, 40kg ベル使用のセットでしたが彼は38kgベルを持っていないので約1kg(正確には1個1.15kg)の磁石を2個36kgにつけて38kg強にしてセットを完走させました。動画の最後ではその磁石をつけて38kgになったベル2個で38レップスLCした彼のリフティングがちょっと見られます。重りをベルの底につけているので重量バランスがベルの底の方に移動しLCが難しそうですが、それでも38kg x 2個を38レップスを上げるというのはすごいことです。このPRを出した直後のコーチ・JWの「よし、良くやった!」と言いたげな満足そうなうなずきが良いですね!

 実はこのトレーニングの数時間後彼はブリッタニーとクリスの応援のためにウエストコーストクラシックへ行きました。が、ジャークの”アメリカvsカナダ”のリレー対決で飛び入り出場することに! OKCジムのKBコーチとなったアメリカチャンピオンのクリス・ドエンレンが、カナダ組の人数が足りなくて急遽カナダ組に入り、マイクサレミと対決しました。18kgダブルジャークを一人5分ずつ。結果はクリスが107、 マイクが104レップスでした。 今はこの二人ともOKCのコーチです。
(Photo by Brittany) 偶然二人とも同じ78kg体重クラス、クリスはバイアスロン選手なのでジャークをガンガン練習してきたのでロングサイクリストのマイクはちょっとハンデあり。なのでマイクのハンデを考えれば二人ともほぼ同等のアメリカトップレベルの選手と言えるでしょう。そしてこの二人ともが大変に栄養学に詳しくスポーツ学や栄養学の修士号を持ちセミナーなどでも指導しておりとても似てるとこの多い二人です。(しかも二人とも若くてイケメンなのだ!)毎回自分で料理した”リフターのお弁当”をジムに持ってきます。この二人がいつもOKCジムでトレーニングしていることは本当に嬉しいです。マイクは今日私に”オーガニックの紫イモ”をお土産に持ってきてくれました! 嬉しい!!これを皮ごとローストすると皮がカリカリ中はしっとりでメチャクチャ美味しいんですよー!  写真は前回のブログポストで紹介したブリッタニーちゃんとクリスとマイク。ブリッタニーちゃんのコーチはデニス・ヴァシレフ,そしてクリスのコーチはメルクリンです。(Photo from Brittany)
それにしてもマイク、38kg x 2=76kgを38回上げた後に競技会で競技を行うとは凄すぎます。38kgのトレーニングしてなかったらクリスを抜いてたかも⁉︎ そしてクリスは24kgバイアスロンで自分の保持していたアメリカ記録を更新して新記録に塗り替えました。 結果はジャーク142レップス、スナッチは24kgで202レップス上げました。素晴らしいです。赤の32kgダブルのクリーンをしている写真はマイク。デニス・ヴァシレフのオリジナルブランド”ベルベイター(Bellvator)のTシャツを着てリフトしてる写真を撮って欲しいと言われたので撮ってあげました。モデルさんみたいです。

前回のブログで詳しく紹介したブリッタニーちゃんは20kg(ダブル)LCを10分間で69レップス上げて世界記録を出しました(体重63kgクラス)。彼女のウエストコーストクラシックのLC映像はこちら。 ブリッタニー(右)の横は、昨年ダブリンのIUKL世界大会で24kgスナッチでMSICを獲得したメリッサ・スワンソン(我が家から15分くらいのとこに住んでるぞ)〜が16kg(ダブル)ジャーク10分x92レップスリフトしてます。この日メリッサはメイン種目の24kgスナッチで153レップスを上げてアメリカ新記録を更新しました。

磁石の映像の後は、私が先日フィトネスの大きなエキスポに行って、そこで試しに使用させてもらって大変気に入って買って来た電動のマッサージ器具の映像です。車の艶出しポリッシャーみたいな感じでバイブレーションの強さは3段階、最強にすると本当に強力です。これはジムのみんなに大好評でした。写真はボブにマッサージ機を使ってみるバッキー。楽しそうです。これ、市販だと日本円で4万5千円くらいのようです! 貴重なので私がジムにいる時しか仲間には使わせません。笑

 その次の映像は私の生徒さんバッキーの9分間セットの壮絶な(?)エンディング。この数ヶ月間で初めてプログラムをクリアできず悔しがっていました。今日はカリオープンからぴったり3週間前なので、トレーニングは今日がピークです。後は大会までコンディショニングや彼の比較的弱い部分である下半身の強化トレーニングや持久力のトレーニングなどを組み入れます。バッキーは一生治らない膝の怪我をしているので膝には必ずサポーターのバンドをつけ、私はいつも彼の膝に注意しながらトレプログラムを作っています。私は録画しながらバッキーの応援しているので声がうるさくて申し訳ないです。。。 :-(  ちなみにKBのコーチは普段の練習でComp Set=競技と同じスタイルで行う10分セットを組ませることは、特別な理由があればやらせますが、競技会前に競技会の目標レップ数をそのセットに組み込むことは邪道とされています。 それには論理的な裏づけがあります。が、ここで説明すると長くなるのでこれは別の機会に解説します。

バッキーのあとに、以前本ブログでも「すごい新人現る」みたいな感じで紹介したタラちゃんの、ブログの時から2ヶ月後の現在の様子をアップしたのですが、タラちゃんの背後にかかっていた音楽が著作に引っかかったのでそれはやむなく削除しました。残念。ブゥ〜〜〜!

最後はマイクサレミの76kgロングサイクル28レップスのセットのエンディング。彼は今JWのコーチに戻ってから毎回PR続き。 カリオープンでは40kgダブルでLC出場します。

編集・追記 
マイクからもらった紫芋を早速ローストしてみました。皮をきれいに洗ってぶつ切りしてからココナッツオイルとハチミツ少々、粗塩少々振ってビニール袋の中で混ぜ合わせたらオーブントレイに乗せて満遍なくシナモンパウダーを振りかけそして高めの温度のオーブンで20分。中は日本の焼き芋よりもしっとりで外は皮がカリカリですんごく美味しかったです。そしてお菓子みたいに超甘かったです。写真では色がよく分からないけど、お芋を切ると中身はとてもきれいな濃いムラサキ色です。