KBロングサイクル1時間11分 !!!

今日は久し振りに文語調で書いてみる。 (内容によって文語と口語調に分けてますが読みにくくてスミマセン)

今日は引っ越してから初めてジムに行ってトレーニングを行った。 会員になっているジムの、家から一番近い支店を探したら徒歩20分ほどの距離にあった。この支店にはケトルのコーナーが地下と3階の2箇所にあり、地下にはWKC競技用ベルも何種類かダブルで揃っていたが、私が以前のジムでマイベルを置いてた時と同じで、しっかり鎖で繋がれ錠が掛かっていたので諦め、3階に行く。
今日は「ある人の為に挙げたい(リフトしたい)」という目的があった。

3階にはドラゴンドアー(DD)のベルしかない。 私やOKCワークショップではKB競技の為という目的以外では、よほどへんてこりんでない限りそこに用意されたベルを文句なく使用する。
今日も長時間タイムセットを行うので入念に関節ストレッチとほぐしとウォームアップを行い、16kg、24kg、32kgでスイングをしてから軽いベルで〜クリーン、スナッチ(体をほぐす程度)、ジャーク。。。KBウォームアップは10分程度。今回は12kgベルで1分間にたった6レップスと決めていたから、始めの10分ほどが”ウォームアップ”的で、心拍数もこのペースだと上げておく必要も無い。というより、殆どずっと歩行程度の心拍数で、最後苦しくなってきても早歩き位までしか脈は挙がらない。

家から持参した、秒数を大きく刻んでくれる時計を目の前に置きDDベル12kgでLC開始。 DDベルはジャパンツアー以来だ。
取っ手がGSベルより太く更にやすりをかけていないので荒い塗装が手の皮に痛い。。。が言い訳は言わずに黙々とリフトし続ける。案の定30分目で左手の平の皮が剥け、血がにじんできたが構わず続ける。

先日KB仲間のJさんがLC1時間1分(61分)行った。 何故1時間より1分多く行ったか。 ある大きな出来事から”1時間行ってもまだもう少し行けた、と自分に言い聞かせないといけなかった”理由があった。 そのオマケの1分間の必要性をなんだかとても理解できる気がした。 今日はそのJさんの気持ちにあやかり、Jさんと、そして病床の母の為に、なんとか1時間と1分挙げようと思った。 ドルビーが小児ガンの子供達の為に1時間リフトしようと決めたのも同じ理由である。 ケトルを挙げて子供達のガンが治る訳ではないが、祈りと希望の共有みたいなものである。だから完走する事に大きな意味がある。

40分目、流れ続ける汗が目に入り、痛くて思わずベルを置いて目をごしごしリストバンドでこすってしまった! 15秒もチーティングしてしまった!! 慌ててベルを拾い残り45秒で規定の6レップス行い追いつく。が、もうベルを置いてしまった自分に対する怒りが収まらない。どうにも悔しい!
約束の1時間1分! 初めて12kgで1時間行った。 1分10レップスで30分がそれまでのPRだ。
しかし目標の61分を超えても未だ気持ちは晴れず、こうなったらあと10分(チーティングの罰として)やってやろうと決め、71分。 やり終えた!! 近くでマッチョマンを指導中のトレーナーに「君、シャツに血がついてるよ。ユーアークレイジー!」と言われる。静かな場所を探して直ぐにJBとドルビーに電話。どっちも話し中だと思ったら2人が電話で会話中だった(笑)そこへ私が割り込んで3者通話。今回は2人とも凄く喜んでくれ(チューハイよりも・笑)ドルビーに「今日から君の事をミニ・ラチンスキーと呼ぼう!」とジョークを言われた。 電話を終えて戦いの現場(笑)へ戻り、ベルの取っ手に着いた血やチョークをきれいにしていると先ほどのトレーナーともう一人仲間が来て「若しかして君、Nazo?」と声を掛けてきた。最近雑誌や人のDVDや人のFaceBookページなどで私が登場してるらしく、時々こうしてジムやイベント会場などで声を掛けられる。 彼等とちょっと話をして、12月ニューヨーク郊外でクロスフィットがスポンサーのOKCワークショップを行うのでちゃっかり誘う。

今日はJさんにインスピレーションと大きなモチベーションを頂いた貴重な71分タイムセットが出来ました。 Jさんが61分行っていなかったら私も60分以上やってみようなどと夢にも思わなかったでしょう。 Jさんありがとう!!!(Jさん、このブログ読んでもここにコメントしなくて良いですよ〜。 :-)
なお、私には今日から新しく1時間30分ロングサイクル挑戦の目標が出来ました。(笑)

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ナゾ