日本でついにKETアカデミーのケトルベル資格コースを開催!!

今日JWのトラックで移動中のこと。日没であたりは暗くなっていました。いつも通る道を突然JWがUターンして、その先行き止まりの横道に入ってトラックを止めました。この横道は結構広くて片側は縦列の駐車エリアです。 私が「どしたの?なんでUターンしたの?」と聞くと「あそこに女性が歩いてだろ? この先は行き止まりだし周りの駐車中の車には結構人が乗ってる(こちらの若い人たちはよく車のドアを全開にし合法のマリファナとか吸って車でパーティーしてる)〜暴行事件はいつどこで起きるか分からないんだ。彼女が無事どっかの建物に入るまでここで見届けたい。」 彼女は無事つきあたり間際のマンションに入って行き私とJWはちょっとホッとしていつもの道に戻りました。アメリカは犯罪多発国でもあります。でも同時にJWのような「赤の他人を気遣う」文化も確実に存在しています。彼女は私たちが無事を見守っていたことなど全く知らないでしょうが、JWのような人も結構います。誰かが道で転んでしまったら、転んだ拍子にバッグから財布が転がり落ちたら一瞬で財布はスられるでしょう。でも同時に周りのほとんどの通行人はすぐにその人を助け起こそうとします。私は海外いろんな都市に住みましたが、どの町も、どんな文化も良し悪しがあります。その両方を理解しておくことって必要だなと思います。

さて・・・・
KETACADEMY =KETアカデミーといえば、KBスポーツの世界最高峰の選手とコーチ陣の組織する団体です。 (ロシアの団体とか言っている人がいますが、組織自体はカリフォルニアで登記されています。が、このことを知る人は少ないです。)

セルゲイ・ラチンスキー:KETA代表。WAKSC代表。KB界で最もカリスマ性の高いGSリーダーのひとり。サンクトペテルブルグ最大のフィットネスジム2店舗の経営者。軍隊指揮官時代でもなんども表彰され、KBリフティングやバーベルスクワットやデッドリフトギネスブックにもなんども記録され、世界記録、世界チャンピオン、MSIC, HMS(MS名誉賞)、ロシア国ナショナルコーチなどとにかく華やかな経歴の持ち主。イラストなどの画才もあるし記憶力はコンピューター並み(?)昨年の訪日イベントでも天才ぶりを発揮していました。 KBスポーツをやる方なら「一生に一度は会っておきたい」人の筈です。
サワジムマネージャー、佐和ちゃんのコーチでもあります。ラチンスキーといえば最盛期の彼のパフォーマンスが有名です。体力の限界を超え気力だけで最後まで上げ続けますが、10分00秒までは死んでもベルを離さず、完走した瞬間意識がなくなって気絶します。彼が世界記録を出す大会では気絶シーンが結構多いです。笑 次の動画、ほとんどがラチンスキーの壮絶な気絶シーン。爆笑  映像をここにアップできないのでこのリンク←をクリックしてください。


デニス・ヴァシレフ:KETAマスターコーチ。WAKSC経営幹部。ベルベーター社長。OKC/ OKCJマスターコーチ。 近年GSの世界で最も人気かつ多忙なチャンピオンのひとり。1年間で40都市以上を飛び回り(週2回ペース=1年で330日くらい海外出張中)ほとんど毎週どこかで競技に出ているか指導をしています。 私やJWにとっては家族同様の存在です。彼は3週間前我が家に滞在してましたが、今日までテキサスのチャンピオンシップと指導に行っていて、明日からはまた1週間カリフォルニアの我が家に滞在します。私はデニスをスーパーマンと呼んでます。笑

セルゲイ・メルクリン :KETAとWAKSC経営幹部及びマスターコーチ。ラチンスキーとともにGS業界で大変に尊敬される人のひとりです。MSIC及びHMS、世界記録多数。ロシア人コーチの中でもメルクリンは特に愛情たっぷりの指導を行うので有名です。

イヴァン・デニソフ:英語ではアイヴァン・デニソフと言いますが、彼はヘビーウエイト級のリフターです。GS界ではイヴァンのレップ数の記録は常に世界トップです。驚異的な強さを誇っています。どちらかというとチームプレーより個人プレータイプ。少々唯我独尊な所もありますが、指導は大変上手く、茶目っ気もたっぷりなので人気があります。 いつも日本に行きたがっています。

アレクサンダー・コヴォストフ:元セルゲイ・ルドネフの生徒でMSIC及びHMS。ルドネフの指導の元、極寒のシベリアの軍学校で厳しいトレーニングを行っていたので大変自制心が強く、それでいてとても素朴なコボちゃんです。とても飄々としています。プログラミングしている生徒さんを数人抱えていますが、指導力はベテランのメルクリンやデニスにはちょっと敵わないかもしれませんが、彼のリフティング技術は素晴らしいです。10月にJARKの後藤さんがコヴォストフのイベントを日本で開催するそうですが、世界チャンピオンのパフォーマンスは実際に見るだけでも勉強になります。私はもちろんたくさんの人に11月のKETA資格コースにいらしていただきたいですが、自分の開催イベントでなくてもやはり高レベルの選手が日本に行くならオススメしたいです。なんであれ良いものは良い。悪いものは悪い。です。

ミハエル・ヴィノグラドフ:彼はラチンスキーのユーロフィットジムで何度か会いましたが、一度見たときはなんと50kgベルのジャークをやっていてタマげました!  彼に関しては残念ながら詳細は知りません。(デニスに聞けば分かるだろうけど)

そして業界のアイドル、セニア・デデューヒナちゃん。 もう彼女に関しては私は8年以上前からブログで書き続けてるのでいまさら紹介の必要はないと思います。

最後はKETAとWAKSCに唯一ロシア人以外の異例中の異例として運営チームメンバーに任命されたのがジョン・ワイルド・バックリーです。ラチンスキーはWAKSC(ワールド・アソシエーション・オブ・ケトルベル・クラブス)という、訳して”国際ケトルベルクラブ協会”みたいな組織を運営していますが、ジョンはナントその運営パートナーになるようです! WAKSCはワールドグランプリシリーズ(WGP)の開催をし、11月のジャパンチャンピオンシップもWGPの第11戦です。 また、来年2月のWAKSC世界大会はOKCがカリオープンと共に主催をします。そしてWAKSCがイベント部門なのに対しKETAは教育部門の組織と言えます。 OKC/OKCJとKETA/EAKSCは提携状態にあります。

昨年は初の試みとしてOKCJ/KETA合同資格コースを行いました。このイベント私はとても好きだったので、来年はこのイベントの続編もやりたいなーとも思っています。 昨年10月のOKCJ/KETAのコースは、その1ヶ月前にインドで初めて開催したのがKETA第1回の資格コースで、KETA資格コースとしては昨年の日本の資格コースが世界で第2回目となります。その後KETAでは各地で資格コースを開催。日本在住の人では唯一サワジムの佐和ちゃんと橋下さんの2名のみがKETAレベル〜2のKETA公認有資格インストラクターです。しかし、今回はOKCJ/KETA合同ではなく、日本初のKETAの純正資格コースです。メイン講師はデニスとジョンの2名。サブ講師はドルビーと私そしてKETAかOKCから数名講師が加わるかもしれません。私は多分ずっと通訳し続けることになると思いますが。

参加費用について質問メールをいただきましたのでここで正直な回答をします。
11月のKETAコースの費用は、レベル〜1とレベル〜2の二日間で8万円です。通常非営利団体のKBインストラクターコースは、営利目的ではいけないため当然ながら受講料は安く、講師陣の多くはボランティアで指導してくれるため相場では4万円以下などです。海外の営利団体のトップレベルの受講料は2〜3日間のイベントで14〜20万円ほど。 1日のイベントだとかなり安くなります。 私たちの場合、主催者の私や講師陣全員アメリカやロシアから日本に行くため、皆さんの受講費は海外からの講師陣渡航費と宿泊代、チャンピオンコーチのギャラなどで消えてゆきます。 昨年日本に在住の外国人の方から「アメリカで開催のOKCの資格コースは5万円強なのになぜ日本のOKCJやOKCJ/KETAコースはOKCのより高いのか?」と聞かれました。それはOKC講師陣はアメリカ在住なので国内旅行費用で済むためです。 私たちは非営利団体ではないので、本心はできれば儲けたいです。しかし日本は全てが高く、毎年赤字でも、それでもなんとか最高レベルの技術、情報や教育を日本の皆さんに提供したいと思い続けてここまで頑張ってきました。この気持ちと情熱は8年前ジョンを日本に最初に連れて行った時から全く変わっていません。以上がご質問メールへの公の回答です。ご理解いただけたら嬉しいです。
ちなみに参加したいけど実技試験のレベルが高くて資格コースは受けれない、という方は、参加費もずいぶん割安になるので、資格なしに勉強のためにご参加ください。日本では得ることのできない貴重な情報や技術指導の提供をいたします。 そして自信とストレングスと技術をつけて来年以降のKETAにご参加された場合、成規料金より格安にお申し込み可能です。

業界トップの講師陣で構成された素晴らしいKB教育組織KETAのお仲間に是非なってください。
詳細とお申し込みはこちら(←クリック)から。