カリ・オープン2015

昨年OKCでは一大決心をしました。
「2016年からOKC競技会では女性のシングルベル種目はスナッチと5分間種目を除いて廃止する」というものです。当時は業界で賛否両論の大騒ぎとなりました。
KBスポーツ業界で最も大きな組織IUKLは頑として女性はスナッチ種目以外は認めません。このスポーツをオリンピック種目にするのが目標とIUKLは言っていましたが、オリンピック種目になるためには男性と女性同じ種目がなくてはいけません。こういった理由も含め、私たちOKCは「今後は確実に女性のダブル種目が主流となる」と確信したのです。

そして今回のカリオープン。なんと60名以上の女性たちがダブル種目で参加しました。しかも多くの女性たちはダブルまたはトリプルエントリー(数種目参加)です!  これだけ多くの女性のダブル種目参加はもちろん世界初めてです。そして私の友人で現役軍人のキンバリーちゃんはナント24kg(ダブル)LCを61レップスも上げてMSICタイトルを獲得しました。その動画がこちらです。 

キンバリーちゃんのお隣のちょっと大きなパワフルな女の子はまだ20代前半のチェルシー。なんと28kgダブルLCです! 彼女はこの2週間後にテキサスで行われた大会で28kg LCx38レップス上げてMSICを獲得しました。そしてプラットフォーム1(画面左端)のミッシェルは24kgダブルを10分間完走しましたが、競技中親指を怪我して出血。それでも最後までベルを離しませんでした。その根性にリスペクト!

そして今回めちゃくちゃに盛り上がったフライトは、ここでも何回か紹介したOKCジムの新星タラちゃんです! 現在アメリカでは誰も太刀打ちできないトップチャンピオンは、やはりここで何度も紹介しているブリッタニーちゃんです。スナッチ種目ではちょっと上の体重クラスのアイスチャンバージムのメリッサという女性に敵いませんが、ブリッタニーは自分の体重クラスでは現在世界トップの一人でダブルLCにおいては体重クラスの世界のナンバ−1です。タラちゃんはこのブリッタニーと同じフライト。16kg LCです。タラちゃん、中盤まではなんとブリッタニーとほぼ同レップス!後半ブリッタニーが4〜6レップスの差をつけます。この時本人は「ヤバイ、(タラに)追いつかれそうだ。負けるもんか」と思ったそう。コーチのデニスも目の前で応援してるし。そして終盤タラが必死で追いかけ結果はブリッタニー103, タラ101レップスでした。 二人とも同じ体重クラス。そしてタラちゃんはこれがKB競技会のデビュー戦です。それで世界チャンピオンレベルのブリッタニーとたった2レップスの差という結果は凄すぎます。「注目の新人現る」という感じでこの日からタラちゃんはすっかり人気者になりました。二人の競技映像はこちら。タラちゃんは1分目過ぎから登場しています。タラちゃんプラットフォーム1、ブリッタニーちゃんプラットフォーム3です。

私が撮ったタラちゃんの写真2枚。1枚目は二日前の練習風景。彼女の競走馬の様な引き締まった大腿部が物凄くかっこいいですね。2枚目はカリオープンの競技での写真。 ちなみにこちらのフィットネス業界で最もセクシーな女性は、お尻はできる限り大きく盛り上がりそして大腿部も筋肉でバーンと大きい人です。男性陣には彼女のこの写真の足はクラクラするほど魅力的だそうです。


次の写真は私のKBファミリー、今回の大会参加OKCチームメンバーの仲間たちです。この仲間と日頃から苦楽を共に(?)しています。笑

さて、最後の話題は今月号のアイアンマンです。 KBを勉強している方には今発売中のアイアンマン4月号のKB通信を是非是非お読みください。KBスポーツのかなり貴重な画像と情報を掲載しました。今回の記事はKBスポーツの歴史を紹介していますが、単なるデータではなくて、私が実際に伝説の人たちに会って動画録画や録音して話を聞いた生情報だったり、同誌掲載のために本人にインタビューしたものなどです。もちろん全員に掲載許可を取っています。ネット上で検索した怪しい情報とは別物です。ネット上では紹介されてないデータや話も出ているので、KBスポーツをやっている人なら興味深いと思います。是非お読みください!