ジョナサンと西さん




先週末ノースカロライナで行われたWKC主催の競技会でOKCの若手メンバー、ジョナサン・ムーアハウスが参戦しました。 かれはドルビーの生徒さんで、競技会では20kgベルLCで出場、PRを出しました。上の動画はその時のものですが、とても丁寧なリフティングをしていています。悪い癖も無く、セカンドディップもとてもしっかりと行い、トップでのフィクセイションもきれいです。1レップごとにきちっと上げているという印象を受ける、参考になる良いセットだと思います。ちなみに2つ前のブログで書いた”ジョナサンとカサンドラちゃん”のジョナサン・ハウアーもドルビーの生徒さんですが、ジョナサン・ムーアハウスとは別人です。

次の動画はOKCJヘッドコーチ、西さんのジャークです。ジョナサンと同じ20kgベルで10分間60レップスをジャークしています。1レップごとにきちっと上げているという意味では、西さんも同様で、とても美しいフォームで正確にジャークを行っています。西さんは現在ジョンのコーチングでトレーニングを行っています。シンガポールで24kgバイアスロン競技で戦ったあと、3月から地盤を更に強める為に16kgのベルに戻って、”軽重量長時間セット”を行ってきました。16kgで1ヶ月行いそのあと20kgに上がり、今24kgが入ってきた所です。暫く24kgでのトレーニングプログラムは無かったのですが、先週久しぶりに24kgがプログラムされていて、「暫く24kgのトレを行っていなかったので大丈夫かなと思ったが、実際は確実に強くなっていた事を体感した!」というフィードバックをもらいました。 
強くなる為には、より高重量をバンバン行えば強くなれると言うわけではない事を、西さんのコメントが証明しています。
ちなみに西さんのこの「孤独のリフティング」動画は(私が勝手に命名・ハハハ)たった一人で音楽もかけず、薄暗いガレージ(?)で、時々通り過ぎる車のヘッドライトとジムボスの「ピピ」という音のみがバックグラウンドで、淡々とリフトする姿がとてもカッコいいと海外で評判で、西さんはファンまでできたようです。日本のリフターさん達が海外で良い評価を受けるのはとても嬉しいです。

年末のジャパン・チャンピオンシップやOKCJ資格コースで実技試験への挑戦を予定している人は、例えば20kgや24kgで出場する人でも、軽いベルから少しづつ地盤を固めて行って下さい。