ありがとう!!

私のジャパンイベントが終わりました。

OKCJイベントは日曜日に終了したけど、昨日JWとドルビーが帰国して、他の外タレさん達もその前に帰国して一人残ったとき「あ〜、これで今回もひとまず全て終了だ〜〜〜(大きなため息)」と、皆が去った後のホテルの部屋のベッドにバタリと倒れ込みました。全てのイベントを大成功で終えた大きな達成感と、怪我や病気や事故やトラブルも一つもなく終わった安堵感と、そして今回もハードスケジュールの中を大勢で賑やかに嵐の様に過ぎて行った後の静寂、、、、虚脱感とぽっかり穴の空いたような寂しさ。これらが入り交じっています。






濃い時間でした。どういう訳か最近のジャパンイベントは毎回濃さが増している気がします。今回も新旧の出会い再会があり、6名の海外コーチ陣と日本の生徒さんや競技者の方々が”ひとつになった”と感じました。その一瞬一瞬に全てを懸けた真剣なひと時と汗と笑いと涙そして感動が、そこにはいっぱいありました。 たかが丸いスチール球、何の感情も言葉も発しない無機質な鉄球。それが私達一人一人の”Soul=魂”を、何か熱いもので繋げて行ってくれるなんて、これは鉄球を振った事の無い人には理解し難い事でしょう。 資格コースでは、生徒さん=Masaさんのお父様が見学に来られ、そして87歳の私の父も競技会を観に来ました。2人ともKBスポーツリフティングを見るのは初めてですが、Masaさんのお父様は、Masaさんが自分の中の全てを出し切って最後まで諦めず振り切った姿に感動の涙を流しておられました。私の父も「娘の出番(競技)は一番最初だから、それだけ見たら帰る」と言っていたのに、皆さんの競技を観ている内にどんどん引き込まれ、結局最終フライトまで観た後JWやジェイソンやシンガポールの人たちと交流し(父は私より英語が上手い)日本のリフターさん達に囲まれて実に楽しそうにしており、あとで「このスポーツならオリンピック種目になってもおかしくないな」と言っていました。 最終イベントの資格コース2日目が終了したあと、誰も帰ろうとしませんでした。多くの人が「まだ皆と別れたくない。」と思ってくれたようでした。 こんな素晴らしいイベントは私一人では到底作れません。 一人一人のKBへの情熱と“人と人との交わり”が、全てのイベントを熱く、濃くしてくれました。それぞれのイベントに参加して下さった全ての方に対して感謝の気持ちでいっぱいです。皆さん本当にどうもありがとう!!!

さて、ジャパンイベントの前のデトロイトでは、全米KBスポーツ史上最大の180名(定員170名だった)〜が参加したナショナルチャンピオンシップが行われ、OKCチームは約10名が出場しました。私はついに12kgベルを卒業して16Kgベルで参加、目標を4レップス上回って優勝。今回は優勝は無理だと覚悟していたので優勝と聞いて自分で驚いてしまいました。が、もっと驚いたのはこのNazoブログの読者の方でもあった”いわりゅー”さんが参加されていた事。そしてなんといわりゅーさんも初めてのKBスポーツ体験でありながらも優勝された事でした。とてもきれいなフォームで、リフティングも丁寧でした。いわりゅーさんの優勝は、やはり同じ日本人として嬉しかったです。このチャンピオンシップの詳細リポートは来月号のアイアンマンをご覧下さい。動画は私のLC競技のものです。緩いペースなので、レップ数ではなく技術やフォームと1分毎のペース配分にこだわったリフティングです。


写真は会場です。シェラトンの大宴会場で、会場後方がスタンバイの人のウォーミングアップエリア(写真では手前)、向かって左手(左だけど上座)は主催者のケン・ブラックバーンとアシスタントのアシュレー、司会進行のシンシア。 そして奥の方に見えるのが1フライトに8つのプラットフォームの”競技者ステージ”です。会場が大き過ぎて写真では競技者達のリフティングはよく見えませんが、、、。