ロシアのKBコーチ資格試験に合格しました!!!

OKCジャパンツアーのお知らせ
東京イベント

Day-1・7月17日(土) =ケトルベルワークショップ&インディアンクラブ 10am-5pm
Day-2・7月18日(日) =ケトルベルワークショップ&インディアンクラブ 10am-5pm

山口県イベント
Day-1・7月20日(火)=ケトルベル・ワークショップ&インディアンクラブ5pm-9pm
Day-2・7月21日(水)=ケトルベル・ワークショップ&インディアンクラブ5pm-9pm

大阪イベント
Day-1・7月24日(土)=ケトルベルワークショップ&インディアンクラブ10am-5pm
Day-2・7月25日(日)=ケトルベルワークショップ&インディアンクラブ 10am-5pm

場所
東京ワークショップ = GOLD'S GYM サウス東京アネックス店(大森)
山口県防府武道場山口県防府市大字浜方174番地―2
大阪 ワークショップ = GOLD'S GYM 大阪中ノ島店

参加費用
1・東京 & 大阪 ワークショップ:¥26000/1日のみ参加: ¥40000/ 2日間参加
2・山口県 ワークショップ :¥18000/1日のみ参加: ¥28000/2日間参加
*ケトルベルは基本が無くてはその先には進めませんので、初心者の方の2日目のみの参加は受付ておりません。

講師
・ジョン・ワイルド・バックリー (John Wild Buckley)
・ジェイソン・ドルビー (Jason Dolby)
・ナゾ (Nazo)

お問い合わせ・お申し込み
nazo@orangekettlebellclub.com
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昨日ロシアの旅を終え、NYに帰宅した。
長くて短くてハードで、滅茶苦茶に楽しくて、感動的で、そして一生忘れる事の出来ない貴重な時間(とき)を過ごした。

私はJWとドルビーと共に米国や北欧から参加した仲間と合計9人で、ロシアの新しいケトルベル・スポーツ組織IKSFAの杮落としイベントに参加した。 ロシアは遠い。なんだかんだで一人当たり40万円ほどの経費はスポーツインストラクターの私達にとっては気の遠くなる額である。更に打ち明ければ私とJWとドルビーはこの6週間後にはOKC日本ツアーが控えており、こちらも一人当たりの必要経費は40万円掛かる。私達3人は経済的に本当に苦しい思いをして、それでも「ロシアも日本も自分達が今挑戦すべき事」と3人の独立を決めた時に決行を誓った。
今回のIKSFAのエリート・トレーニングキャンプは組織発足後第一弾イベントという事で、第2弾以降も同じラインナップが可能か分からないという程の「金輪際有り得ない」夢のコーチ陣が8人揃った。 ケトルベルのギネスブック記録保持者やロシア国のGSナショナルコーチやロシア軍GSコーチ、国軍ストレングスコーチやスポーツ科学者やリサーチャーなど。そしてこの彼等全員新旧のGS世界チャンピオンである。この中の多くがGS(ギレヴォイ・スポーツ=ケトルベルスポーツ)〜は軍隊に入って初めて経験したという。

キャンプ第一日目前夜、夜8時から夜中まで市内観光。そして第一日目、毎朝8時にバスがホテルに迎えに来る筈だったが、コーチ陣が「それでは遅すぎる」と、毎朝7時出発に変更。うう、、、、トレーニングは毎日朝8時きっかりに始まり5時くらいまで。昼食の時間は15分ほどしか無い。ある日の朝は一人ずつ保健室のような個室に呼び出され、胸部に吸盤のような物をいくつもくっつけられて心拍や血圧などを色々と計り、夕方トレーニング終了直後再びデータを計って個人の心肺機能等を計測。このスポーツ科学者は過去何十年もの間、何百人もの軍人の身体機能測定を行ってきており当人もGS世界チャンピオンである。 物静かで心温かなこのスポーツ化学者には始終心を癒された。(スーツ姿になったら凄く素敵だった!!)
ちなみに父と参加した15歳のノコナー君と私の2人が全員の中で最も心臓と耐久性が強いというデータ結果であった。 マジッ??? 私は心臓に毛でも生えてるのかしらん???(笑) そしてノコナー君はギリシャや北欧などのGSトレーニングキャンプに父のケビンと参加するアドバンスリフターで、今回他2名の挑戦者と共に米国初のロシアンランクを獲得した。 写真はランキング挑戦の時のもの。


初日に配られたマニュアル本には表紙に自分のフルネームが印刷されていた。 そして中身は、長年軍や競技用に研究、使用されたGSトレーニングの為の指導内容が恐ろしいほど綿密にそして論理的に記された”サイエンス”本であった。 参加者全員が複数のKBインスト資格保持者だったが誰もが「これほどまでに具体的かつ整然とGS技術とトレーニングに関して書かれたケトルベルマニュアル本は今迄見た事が無い!」と驚いた。
そしてこの中から数十問の3者選択筆記試験が出されたがその内容例を挙げると・・・
Q1「スナッチで最も加速する時は・・・?」 A1/ダウンスイングから振り上げる時。 A2/ベルがへその位置に来た時。 A3/ベルが胸部の位置に来た時。
Q2「競技に向けトレーニング期間を5段階に分けた場合、第2ステージでは・・・?」 A1/ 心身のストレスリカバリー期間。 A2/ GPP(身体全体の調整(又はストレングス)トレーニング。バーベルスクワットやKBプッシュアップやランニングやサーキット・トレーニングなど)のトレーニング期間。 A3/ SP(競技用特別準備トレーニング)の(GS技術)マスター期間 〜〜〜〜などなどである。
私は辞書片手に苦戦しながらも4問のミスで合格。ドルビーはたった1問のミスでトップ合格そしてJWも2問のみのミスで余裕の合格だった。
とにかく3人とも合格して嬉しかった。

実技試験はコーチ陣の前でリフティングを行う。 そして他の仲間のリフティングの悪い所やミスを指摘し指導を行う。 私達は「ここまで来て不合格になる訳には行かない」と皆必死であった。 写真は実技試験ではないが、スポーツ科学者と”世界のGS界で最も偉大なKBリフターの一人、伝説のセルゲイ・ミシン”から個人指導を受ける私。 光栄の極みの瞬間(笑)

第一日目の夜はなんと夜中0:00時から客船で河下り観光であったが、こんな夜中の”呼び出し”でもなんと私以外は全員参加した!!。JWとドルビーは夜中3時過ぎに部屋に戻ってきたが、すっかり酔っ払って二人で枕投げや踊りを踊ったり・・・そして私の事を「ナゾマニアンデビル」などと呼んで二人で盛り上がってる。(タスマニアンデビルという名の小動物からもじってつけたらしい。。。。なんでや!?!)

朝は3人がそれぞれ一人30分はバスルームを占領するので、私は毎日5時半起きだ。夜中3時過ぎまで観光していて体が持つ訳が無い!!
朝はホテルのレストランがオープンする前に出発なので、ホテルからサンドイッチとヨーグルトとジュースが毎日配られ、朝食は45分間バスに揺られながら取る。 凄いスケジュールだ。 しかし誰一人として文句は無い。主催者側がそれ位、一分でも無駄の無い位トレーニングキャンプも観光もメいっぱい体験させたいという私達へのサービス精神で考えてくれている事を皆理解していたからである。

コーチ陣達も全員が人間的に素晴しい人達であった。
そして私達9人の”挑戦者”達は昼夜を共にし、家族のように仲良くなって行った。


つづく

ナゾ