ロシア・ケトルベル旅行記2

OKC 夏のジャパンツアーの申し込み受付が始まっております。 今回は大特別イベントです。

1・OKCがリニューアル 2・バックリーとナゾにドルビーが加わり最強チームでの訪日! 3・会場は世界のゴールドジム! 4・使用ベルは新発売されたばかりのIVANKOベル! (防府イベントは会場ベル共に異なります) 5・日本で初めて本格的なインディアン・クラブ指導 6・今回東京と防府市の他初めて大阪でもイベント開催 そしてロシアから学んだ全てを活かして頑張ります!
現在OKCウェブサイトを改装中ですが、こちら←からイベント詳細をご確認下さい。 Nazoページの右上の”ナゾブログ”をクリックするとこのブログページに戻ります。===================================

ロシア旅行記ー2

セント・ピーターズバーク。 私はこの様に英語名で書いてきたが、その昔日本では”サンクト・ペテルブルグ”とロシア語読みをそのままカタカナにしていた。その後日本でもセント・ピーターズバーグと呼び名が変わったが、現在は再び”サンクト・ペテルブルグ”という呼び方に戻ったそうである。
ロシアや北欧はちょうど白夜の時期で、夜10時頃でも夕方のような感じ。 私達は時差ボケもさることながら、夜中の観光や早朝起床で昼夜の区別がつかない感じで、今何時なのか、今日が何日の何曜なのかなんだか判らなくなっていた。 しかし朝はみっちりケトルベル・トレーニングを科学分析した講義が数時間、午後からは技術指導で時間が過ぎていった。私は講義の途中で睡魔に襲われ思わず転寝しそうになった途端、講義をしていたセルゲイ・ラチンスキー(そうです!私の憧れのラチンスキーです!)から大声で「ナゾッッ!!!」 と怒られる。 あぁぁぁ〜〜、、、ラチンスキーに怒られてしまった!!!ううう・・・・

2日目のキャンプ終了後は、とある小学校へ連れて行かれる。 ここはその昔”スポーツ専門学校”で、構内に”スポーツ博物館”が残されていた。 ロシアのストロングマン達や伝説のアスリート達の記録や画像が山のように展示され、私達は皆子供の様にはしゃぎながら見学した。 そして古いケトルベルの切手やコインやメダルや写真・・・そして古いケトルベルも展示されていた。

毎日毎日夕方から観光が入っており、この内容が又盛り沢山だった。 観光は小型バスでの移動だったが、運転手が気を利かせてラジオをかけてくれたが、AD-DCがなんとロシア語で・・・!! これは貴重(笑) ロシア語のハードロック。う〜ん、Cool !! 3日目は世界でも最も大きい美術館のひとつという巨大な”へミテージ”美術館へ。 美術館の前は大きな広場になっており、ここで皆がJWに「おい、せっかくロシアに来て人間リフティングしないで帰るわけには行かないだろう。 この場所は正に完璧だ!」と堰かされ、JWと米国チャンピオンリフターのアンドリュー・ドゥーニエが私と15歳のノコナー君を仲良くツインリフティング。
観光客達が不思議そうに遠巻きに見学する中ロシアでJWにリフトされる私。

仲間の中に”ジェフ・マートーン”がいた。
彼は業界ではかなりの有名人で、軍や政府関係のトレーニング機関とも関わり、クロスフィットでは米国内外で資格コース指導を行い、AKCインストラクターでもあるが、マイクマーラーの師匠やケトルベル・コンセプトのオーナーなどと共にRKCインストラクターコースの第一期生である。そして、業界で初めてターキッシュ・ゲットアップをケトルベルの代わりに人間で行った”人間リフティング”の先駆者でもある。 このジェフに影響を受けて人間リフティングを始めたJWはジェフに「是非ここで元祖人間リフティングをやって欲しい」と頼み、、、、そして私はジェフにTGU(ゲットアップ)される。 光栄です!(笑)
ちなみにジェフの輝かしい数の資格はこちら(←クリック)確認して下さい。 奥様は米国で最も最初にKBトレーニングを始めた一人である。 私達と共に生徒の一人だったジェフは静かで勉強熱心で、そして力強かった。ナイスガイだ!

美術館ではIKSFA側で英語のガイドを雇ってくれたが、私達が皆勝手気ままに動き回るので、統制できずガイドさんのお姉さんは「こんなにまとめにくいグループは初めてです!」と怒る。 もう皆すっかりお子様気分なのだ(笑)。しかし9時間のトレーニングキャンプの後に更に何時間も広い美術館を歩くのはしんどかった!!!

今回のアシスタントコーチの一人はデニスという青年だった。現在のケトルベルスポーツ界で最も注目の世界チャンピオンと言って良いだろう。デビュー以来数々の大会に出ているが、現在まで全戦断トツ優勝している。 コーチはセルゲイ・ラチンスキーだ。実は今このブログを書いている10数時間前、ロシアの国内チャンピオンシップが行われ、デニスが又もや優勝という朗報が入ってきた。私達のイベントには最初から最後まで、”伝説のセルゲイ・ミシン”と共に観光や夕食も含め全てのイベントでずーっと一緒だった。本当は観光などには付き合わず、10日後の国内大会の練習をしたかっただろうが、文句は一切言わず朝から夜中まで私達に付き合ってくれた。私達の為に数ヶ月前から必死で英語の勉強もし、辞書片手に熱心に他のロシア人の通訳までしてくれた。 私達仲間は「今まではドルビーがケトル業界で一番”いい人”だったが、ご免よドルビー。君は今日から2番だ。一番”いい人”勝負はデニスの勝ちだ・笑」とドルビーに冗談で言うほど本当に良い人だった。 しかしまるで”天使”のようにピュアで優しいデニスだが、ケトルを持つと”ビースト(怪獣)”と化した。

ドルビーが「24kgのダブルジャークを1分間に最高何レップス行えるかな?」という話をしていたらデニスは「う〜ん、30レップス位かな」と。 という訳で実際行ってみたらなんと1分間で40レップスも行った! 世界記録なみだ。しかもこの時彼は私達の資格取得表彰式参加の為 ビジネスシューズでパンツはスーツのパンツ姿だ。凄過ぎです!!! 是非下の動画を見て戴きたい。呼吸音がはっきり聞こえ、1分間乱れる事無くジャークしている。そして下の動画の5分目位では金色の40kgダブルでロングサイクルのデモもやっている。
また、ベルを首にかけて逆立ちやアクロバットなデモをしているのは、今回主に講義を担当したロシア国栄誉コーチ、セルゲイ・ルドネフだ。 彼も昨日デニスと共にロングサイクル種目で国内優勝したばかり。彼は4回世界チャンピオンになり、HMS(オナー・オブ・マスターオブ・スポーツ)である。

翌日はキャンプの後バスで1時間半くらい掛かる巨大な公園へ。 しかしJWはデニスに「ロシア国のユニフォームを土産に買いたい」とかねてから言っており、デニスは「僕の車でユニフォームショップに行こう。そして後から皆の居る公園まで車を飛ばせば良いよ」と言ってユニフォーム店へ連れて行ってくれた。 写真はユニフォーム店でお揃いのジャケットを買って着るOKC3人とデニス。ジャケットは記念にとJWが買ってくれ、ドルビーは冬用のニットの帽子を買ってくれた。お揃いの物を買って喜ぶ3人を見てデニスも喜んでくれた。
ユニフォーム店からデニスは車を飛ばし、1時間強で皆の居る公園に着く。これまたお城みたいなのとかあって巨大な公園である。中間達から「ナニ! ユニフォーム店へ行ってただと!? 抜け駆けだ!」 と凄いやきもちを焼かれる。 そしてデニスは翌2日間何度も他の仲間の為にユニフォーム店へ愛車を出してくれた。

公園では既に夜8時頃で、公園内のレストランで夕食。 あ、ピロシキがある!! という訳で私はピロシキ、ドルビーはボルシチ、jWはクマの肉のステーキ(ひき肉ステーキだったのでクマ肉のハンバーグみたいだった)〜にトライ。 共食いですな・・・ハハハ。。。
そんなこんなで盛り沢山のイベントは未だ続く。写真はデニスが私達に「すっごく美味しいんだ!!」と言って公園で買ってくれたソフトクリームを食べる3人。ほほえましい一枚。


アンドリュー・ドゥーニエがイベントのダイジェスト版を動画にしてくれた。 デニスの1分間40レップスの映像も入ってる。 セルゲイ・ラチンスキーのハイテンポジャークのデモもかなり勉強になる。
是非御覧下さい。 [http://:title=

ナゾ