アーノルド・ケトルベル・リポート=1

昨日アーノルドフェスティバルから帰宅した。

JWと私はオハイオ州コロンバスの空港で、同じ出発時間の飛行機でそれぞれ、彼は西海岸、私は東海岸に帰る。
空港内のスタバで搭乗時間を待ちながらこの週末の感想を語り合った。自分達の”任務”を遂行した達成感と満足感でいっぱいであった。

コロンバス2日目、この日はKBチャンピオンシップの前日である。
予定は午後から競技者の体重を量る”ウエイト・イン”そしてこの日のイベント終了時刻から明日の大会用の会場設置準備を行う。
朝、仲間達を誘い私の部屋で朝食を作って皆で食べている所にジェイソン・ドルビーから緊急電話が入ってきた。
今回IKFFが初めて大々的にケトルベル競技を主催するのだが、IKFFのオーナー、スティーブ・コッターが諸事情の為アーノルドには欠席である。 よってスティーブの片腕かつ敏腕のケン・ブラックバーンが総指揮を取る。 ジェイソンは昨日ケン・ブラックバーンの家に泊まり、今日早朝、ケンと彼の息子と3人でミシガン州のケンの自宅から車でオハイオ州に来る予定であった。
ジェイソンからの電話では”ケンが運転する車のエンジンが故障し、アーノルド会場から1時間ほどの高速道路上で立ち往生してしまった”と言うのである。
ジェイソンとケンは「ウエイトインの時間までに会場に着けない可能性が高い。会場ではレベッカという女性が段取りを把握しているので、JWとナゾも一緒にウエイト・インの仕事をしてくれないか?」と言った。

この日のウエイト・インは、ケトルベル競技出場者の体重を量るだけでなく、翌日の競技イベントの際の注意事項や一日の段取りやルール等を説明し、競技前の最終確認を出場者と行うという大事な意味を持っている。

この瞬間から私とJWはイベント終了後まで主催スタッフとして働く事となった。ケンとドルビーに100%協力し、このイベントを成功させたい、という責任感に目覚めた。 スティーブが来れないと知った時から私とJWは、いずれにせよこういう事になるだろうという予感はあったのではあるが。

ウエイトインが殆ど終わる頃ようやっとケンと息子のミッチとドルビー到着。車はエンジン交換する羽目となったそうだが、ケン達が無事着いてとにかく良かったと皆喜ぶ。ウエイトインが終わると、アーノルド会場の終了時間を待ってから、トラックで運ばれてきたケトルその他の搬入作業と会場セッティング。ここからは肉体労働だ。夕食を一緒にと電話してきた私の”子分”ホルへとバネッサに「会場準備中」と言うと手伝うと言ってすぐに飛んできてくれた。 なんて良い子達なんだ!!うう、、、(泣)ケトル会場隣でストロングマン会場の準備をしていたストロングマン達も手伝ってくれ、小一時間で会場準備は整った。 写真は、*会場に運ばれたケトルの一部を囲んで関係者の女性陣と。*会場を造っている写真。

ホテルへ戻る途中コンビニでビールとスナックを調達して私の部屋で今日の慰労会を行う。ホテルの部屋からピザの宅配を頼み皆で盛り上がる。芸達者なドルビーや話の面白いJWはいつもパーティーの中心に居る。皆笑い転げて楽しそう。 私はどうしてもその日中に仕上げなければならない仕事があり途中1時間ベッドルームの方でパソコンと向かい、その後パーティーに戻って再び笑い続けている内に夜中の1時になってしまった! オイオイ明日競技する人も数人居たのにこんな時間までビール飲んで遊んでいて良いのか!?
やっと仲間達がそれぞれのホテルに帰り、私とJWとドルビーは後片付けしながら暫く真面目にビジネスの話。 長い一日を終え、数時間の仮眠をしたらもう大会当日の朝であった。 いよいよ本番。あと一日頑張ろう!

そういえば、この日の朝皆で会場へ行った時ちょうどアーノルド・シュワルツネッガー本人が会場を廻っているとこであった。ファンが押し寄せ物凄い人たがりで、小さな私には何も見えなかったが皆より頭1〜2つ分背の高いJWが「シュワちゃんだよ」と言って分かった。仲間達から「ナゾ行け!ケトルを売り込んで来い!」とか言われるまま、人混みを潜り抜け、最前列まで行ってナントちゃっかり握手してきた! シュワ君の手は厚くてごっつかった。私はケトルを売り込む隙などとても無かったが、シュワ君はAKCブースに立ち寄りフェドレンコと話しをして、、、フェドレンコはデモンストレーションを見せていた。写真は至近距離のシュワ君.

シュワ君はやっぱり今でも凄い人気なんだな〜〜。
その他では、スーパーヒーローのコスチュームを着た国内何処かのテレビ局の取材で私とJWとフェドレンコがインタビューを受け、JWがナゾジャークをテレビの前で披露した。 出来ればテレビにはあまり映りたくないんだけど、、、うむむむ、、、。

ナゾ