アーノルド・スポーツフェスティバル初日


ニューヨークから、セスナ機に毛が生えた程度のミニ飛行機で1時間半。今年もオハイオ州コロンバスのアーノルド・フェスティバル参加のためやってきた。

私より45分遅れでカリフォルニアから到着するJWを空港で待つ。ここでは他でなかなかあり得ない現象が起こる。 JWが探しにくいのだ! 多分普段は殆ど込んでない空港だと思うが、この時はJWのような体型の人達がワサワサいて、空港全体が狭くなる。女の子達も普通じゃない。凄い付けまつげ、マシンで焼かせた肌、超ミニストレッチタイトスカートにハイヒール、、、 「ひゃ〜〜あの格好で飛行機乗ってきたの????」と驚いてしまう。
普段JWと待ち合わせる時、JWのように大きい人が居たらまず間違いなく本人なのだが、今回不覚にも(笑)2回も間違えてしまった。

JWが現れた。前回彼と別れた時は日本だったナーとなんか不思議に思う。チェックインした荷物がベルトコンベアーで流れ出てくるのを彼と待っていたら、すぐ隣に、、、お〜〜、ロニー・コールマンだ!! JWは航空会社のマイレージを使ってファーストクラスにアップグレードしてきたが、ロニー・コールマンはJWの後ろの席だったそう。「飛行機の中でちょっと話したけど凄く感じ良かったから話しかけてみなよ」とJWが言わない内から「あのぉ、、、ロニーコールマンさんですよね」と話しかけるずーずーしい私だ! そこへ彼の奥様やお嬢さんが来た。

私とJWはお嬢さんを見た瞬間「おおーーーっっ!!」と2人してうなる。 多分年の頃8〜9歳だろうか、彼女は下半身がタイトなスパッツだったが、その臀部から太ももに掛けてバー−ンと張り切っている。 太っているのではなくウエイト系アスリート下半身なのである。 JWと感激して思わず眼を見張ったが、私達の”異様な視線”に気づいたお嬢さんは上に着ていたトレーナーの裾を引っ張って私達の視線から下半身を隠そうとする。JWと「やばっっ、変態に見られたぞ」と慌てて彼女に笑顔を向けた。 お嬢さんはますます怪訝な顔をする。 ううう。。。。
そんな間にも私はちゃっかりロニーさんに自分の名刺を渡し、ケトルベルを宣伝し、写真を撮った。 出だしから調子いいぞわたし!

空港を出る時には別な人から声を掛けられる。私の履いていたブーツを褒められその人と立ち話。数分筋肉話をして別れたが、JWから「君彼が誰だったか知ってて話したの? 彼はジェイ・カトラーだよ」・・・・スミマセン、知りませんでした。うう、、あ、J・カトラーって、そういえばアイアンマンの、私が記事書いた号の表紙の写真の人だ!!!!

この日はビジネスが数件入っていたが、会う方々が皆素敵な人が多く、仕事なんだけどとても楽しい。
翌日は私は朝6時に起きてパソコンで仕事。そしてホテルの部屋に素敵なキッチンがあったので仲間達を部屋に呼び皆で朝食を食べアーノルドにいざ出陣!!!
アーノルド会場の建物に入った所でトレーニング器具の展示をしており、そこで48kgのケトルを見つけたJWが吸い込まれて行く。まるで”パブロフの犬”状態だ(笑)。
そこでいきなり「Nazo!!!!」と私の名を大声で呼ばれた。私とJWのファンの方で、私達に会う為にここへ来たというティム。かなり以前から彼とはチャットしており「アーノルドに行ったら必ず僕に電話して欲しい」と言われていた。フィラデルフィアのスポーツジムのディレクターのティムはすごく良い人だった。ノートにサインしてくれと頼まれる。マジすか!?!?・・・笑。 私とJWは、彼の生徒のサラちゃんと一緒。そこへティムが加わり3人で、、、、(もいちど)いざ出陣!!!
先ずはフェドレンコの居るWKC/AKCブースへ行く。 観客以外はそこへ集まっていた人殆どが私やJWの知り合いで楽しい。クッカは今年もフィンランドから、カット(カテリーナ)はロンドンから。。。。 マスターオブスポーツのキャサリン・アイムスなども交えて話す。 前回のブログで紹介した後輩のホルへとバネッサも皆に”新人さん”として紹介する。


そこへカナダからの2人組エリックとボリスが加わる。2人ともKBスポーツ業界では人気のチャンピオンリフターだ。 私とJWは二人で会場を歩いて回る筈だったがいつの間にかサラ、ティム、カット、エリックそしてボリス、、、と仲間が増えて7人グループで一日会場を廻った。この7人グループは凄く楽しいグループで、皆でこのメンバーで夏にカリフォルニア旅行に行こうと話し合う。 食事のひと時も楽しかった。

途中会場でばったりカンコロちゃんと、、、その後リリちゃんとも遭遇し、私は皆に”アジアンビルダー”の友人達を紹介する。リリちゃんの見せる筋肉には皆「おおお〜〜〜」と喜んでいた。


夜スピーカーフォンでJWとジェイソンドルビーと3人で電話チャット。ジェイソンは明日ケン・ブラックバーンや彼の息子と共に車でコロンバスに入る。兄弟の様な存在のジェイソンをJWも私もいつも恋しく思っている。JWとジェイソンを喜ばせる計画を色々立てながら初日の夜は深けて行った。

ナゾ