カリフォルニアにケトル競技をしに行きませんか?


世界で最も大きなケトルベルの大会といえばIUKL組織の主宰するワールド・チャンピオンシップです。
しかし、ワールドチャンピオンシップ以外では、OKC主宰のカリ(フォルニア)・オープン・チャンピオンシップが世界でも最も大きな、そして最も成功しているケトルベル競技会の一つだという事をご存知でしょうか?




カリ・オープンとは?
写真は昨年のカリオープンのもの。昨年は130名以上が競技を行いました。今年はそれ以上になる予想です。
私たちOKCでは毎年幾つものKB大会の主宰及びサポートを行っていますが、その中でもカリ・オープンは1年で最も大きなOKCのイベントで二日間かけて行います。そして毎年OKCでしかできない大胆な企画を盛り込んでいます。2014年は10数名がロシアからやってきて、内7名は新旧世界チャンピオン、そしてカザフスタンからはチャンピオンのゴンちゃんと、8名が5日間のトレーニングキャンプで指導をしました。この時のキャンプは参加者30名以上、各コーチたちの個人指導は50セッションを超えました。デニソフやセニアちゃんや伝説のミシン、更にIUKLトップのソロドフまで、大変なVIPの揃ったイベントでした。昨年のカリ・オープンではなんと総合優勝者男女2名ずつに世界大会に出るためのアイルランドまでの往復航空券を賞品として授与。
そして今年のカリ・オープンは・・・・幾つかの賞品が授与されますが、今年の賞品の一番の特徴はなんと、数値の結果上の総合優勝者ではなく「モスト・アウトスタンディング賞、すなわち”みんなを感動させるほど頑張ったパフォーマンスをしたリフターに授与する賞”です! アメリカチャンピオンや世界チャンピオンレベルの選手が出れば、当然彼らが総合優勝する確率は高くなります。最も優秀な成績を出したら表彰されるのは当然なのでメダルやトロフィーやリフティングベルトなど素晴らしい賞品が授与されます。しかし、今まで何回も競技会を開催してきて、チャンピオンレベルでなくても観客を泣かせるほどの精一杯の根性を見せてくれる選手はビギナーであれ中級レベルであれ、スポーツの素晴らしさを私たちに見せてくれます。そんな選手も心から祝福したいと思ったのでこの賞を作りました。そしてその賞品は大きなトロフィーと、更に!Kettlebell Kings社のスポーツベルのフルセットです!!
8kg, 12kg, 16kg, 20kg, 24kg, 28kg, 32kg。これを全てダブルベルで計14個セットを男性アウトスタンディング賞、女性アウトスタンディング賞、それぞれに賞品として授与することにしました。アメリカ国内在住の受賞者なら送料無料で送られますが、海外在住の方の場合は送料はK-Kingsと相談ということになります。(その国によりある程度の送料支払いの必要があるようです)
この賞の受賞者は、審判長のクリスチャン・ゴールドバーグそして私たち主催者の判断で決めます。ビギナーでも受賞の可能性があります。クリスチャンはOKCメンバーではなくルドネフの生徒さんのIKSFAのリフターですが、とても正確で公平な判断力を持っているので昨年からカリオープンの審判長として雇っています。カリオープンはそれだけ正式な競技会でもあります。



今年もゲストがいっぱい!
モノクロ写真のリフターたちは、お子ちゃまのサイルスくんも含め全員来月のカリオープン参加者です。ケビンはノコーナのお父さんで、昨年のOKC北カリフォルニア競技会ではバイアスロンで総合優勝しました。タイやマーガレットはまだ10代の学生です。ポスターはキンバリーちゃんです。今年もヨーロッパやアジアそしてロシアからは,OKC主要イベントには必ず参加するOKCマスターコーチのデニス。そして彼の生徒さんで昨年ジャパンチャンピオンシップに家族とやってきたビタリとラチンスキーもやってきます。そのほかにも大物が来るかもしれません! 

ルールなど
今年のカリ・オープンからはOKCの競技ルールも改正され、より詳しくなっています。
近年世界のあちこちでたくさんのKB競技会が開催されていますが、個人レベルやプライベートクラブレベルの競技会ではルールもあやふやか、大手組織で使用しているルールの使用許可を伺って使います。(稀ですが勝手に許可なく使っちゃう常識はずれな人もいる) 
ランキングは、OKCでは〜過去何年間もの何百人というチャンピオンたちの結果や大会記録を脳みそに記録している恐ろしい頭脳の持ち主ラチンスキーがGS科学者や歴代のチャンピオンたちと作ったKETA/OKCランキングを使用します。(ラチンスキーの超人的な記憶力の凄さは昨年10月のKETA/OKCIコースに出た方はご存知ですよね) 現在アメリカで正式なランキングを提供しているKBスポーツ(GS)組織は私達OKCとAKA(一部IUKLランキング使用)とIKFFだけです。

今回の目玉といえば!
昨年OKCでは爆弾発言をし業界で大騒ぎになりました。「OKCでは今まで主流だった女性のシングルベル10分間種目を2016年より廃止する」というものです。スナッチはもともと男女共にシングルベル種目なので、これはジャークとロングサイクルに関しての話です。この発言には、大げさでなくホントに世界中のKBスポーツ関係者から賛否両論のコメントやメールや意見がきました。「馬鹿げている」と言った反対意見もたくさん出ました。 私たちはラチンスキーたちと相談して女性のダブル種目のランキングも発表しました。私もジョンも過去何年間もGS業界にいて女性の”力”が大変な勢いで向上しているのを見てきて今発表しても決して早すぎないと判断しました。「シングルベルとダブルベルではもう”全く別の生き物=全く別のスポーツ”であるくらいにきつさのレベルが違う。KBスポーツの”本物のきつさ”はダブル競技をやってみて本当にこのスポーツの真髄を見ることができ、そして女性たちはそれに挑戦できるストレングスを持ち始めている。女性が16kgダブルLC x100回できる人もすぐに現れてくるだろう」と。その数ヶ月後には16kgダブルLCx100回できる人が本当に何人も現れました。
その後、現役米軍兵のキンバリーちゃんが(母親です!)24kgダブルLC x 51レップスを上げて世界記録を作り業界を騒然とさせました。つい最近にはノルウェーの女性がその記録を塗り替え24kg ダブルLC x57レップス上げています。 テキサスKBアカデミー所属のチェルシーちゃんはカリ・オープンで28kgダブルLCで申し込んでいます。男性の32kgという重量は昔も今も10分間の”限界レベル”の重量とされてLCであれば世界チャンピオンレベルで32Kg x100回越えというのが過去何年間も大きな世界トップレベルの目標数字でした。それに比べ女性はかつては16kg(シングル)が最高重量で、IUKLで女性の24kgクラスを設けだしたのが6〜7年前くらいのことです。それが近年では16kgは女性の標準重量となり、24kgでの(シングル)競技も珍しくなくなりました。最近では女性の12kgダブルは男性の16kgダブルと同様のレベルの扱いで女性の16kgダブルが男性の20kgダブル、女性の24kgダブルが男性の32kgレベルとほぼ同様のイメージです。たった数年で女性は16kgシングルから24kgダブルまで進化していったのです! 来月のカリオープンはこのキンバリー、チェルシー、ロンドンのカテリーナ、カナダのジェニファー、アメリカのブリッタニーなど世界トップレベルの女性リフターたちがダブルベルで競い合うのです。女性ダブルベル種目をメインイベントにしたKB競技会は業界でも初めてで、世界のKBスポーツ仲間たちがライブ中継を楽しみにしています。女性のバイアスロンもジャークはダブルベルです。 ちなみにシングルベルでは5分間種目があります。この女性たちの戦いを見に来るだけでもLAに行く価値があるかも?笑
次のビデオはキンバリーちゃんが51レップスで世界記録を出したOKC協賛”カリフォルニア・LCチャンピオンシップ”のものです。元柔道をやっていたので体幹と下半身の強さは半端ないです。

私たちの仲間では、JWの生徒さんのマイクサレミが5分間40Kg LC(勿論ダブルLC)種目に挑戦。デニスもラチンスキーもビタリも勿論リフトします。デニス、ラチンスキー、JW、ドルビー、私などからは競技会翌日と翌々日にプライベート指導も受け付けています。
カリフォルニアに来れる方は是非是非この超話題の大型KBスポーツイベントにいらしてください。 会場はその名もオレンジ郡に位置し、LA空港から車で40分くらいのところです。

英語のインフォメーションはOKCサイトから。 
飛行機は東京や大阪からLAまでは東海岸に行くより近く、11〜12時間のフライトです。 カリオープンの時もみんなTシャツ一枚です。近くにはビーチもあり、LAだからハリウッドもあり・・・ゴールドジムの有名な第1店舗目のあるベニスビーチやマッスルビーチ、サンタモニカもLA空港からそんなに遠くないし、ドルビーの家はLA空港から車で15分くらいのとこだからドルビーのとこにも遊びに行けるし(?)笑  おすすめです!
ちなみにこのページの一番最初のオレンジと黒のコラージュのバナーは、実際に競技会場の壁一面にかける超巨大バナーのデザインで、実際のバナーの大きさは縦6.4メートルx横14.3メートルもあります!! これまた一見の価値あり?です。Photoshop技術がしょぼいのでこのバナーのデザインには10時間くらいかかってしまった!! :-) 

カリオープンは2月27−28の土日で、ウェイ・インは2/26.  2/29と3/1の月火は個人指導やラチンスキー、デニスのセミナーあり。お問い合わせは私までお願いいたします。 nazo@okcjapan.com

今日の最後の動画は、1月2日の2016年最初のOKCNジムのオープントレーニングの模様。私は元日から一日中指導の仕事始めとなりましたが、翌日の2日もジムは満員御礼! 楽しかったです!