感動の週末

〜〜〜お知らせ〜〜〜
現在発売中のアイアンマン誌10月号では私の記事が2編掲載されています。1編は私がロシアでKB競技会初出場した体験記、そしてJWとドルビーのシベリア冒険紀行の後編です。是非ご覧下さい。

2週間前カリフォルニアに飛んだ私は、OKCメンバー全員とOKCジム”JunoFitness”でトレーニング。私には現在コーチが居ないので、OKCインストラクターのジュリエットが私に滞在中4日分のトレーニングプログラムを作ってくれました。 本当に久しぶりにまともなトレーニングをしました。 やはりコーチが欲しいなー。

カリフォルニアから帰って、先週末はイベントがあちらでもこちらでも。
まず、OKCメンバー5人、JW,ドルビー、ジュリエット、サラそしてマイク・サレミ(マイキー)は揃ってシアトルの”IKFFノースウエスト・チャンピオンシップ”に参加してきました。5人はIKSFAのランキング獲得の為に生活の殆どをトレーニングに費やしてきました。中でもJWとドルビーとマイキーそしてジュリエットの4人は、MS(マスター・オブ・スポーツ)というタイトル獲得を目指して、本当に大変な気合でがんばっています。JWはトレーニングがオフの日でも、半日山登りに行ったりして何かしらトレーニングのプラスになることしか行いません。元パワーリフターのマイキーは、トレーニングの為の栄養学に詳しく、JWのダイエットに大きく貢献してくれました。JWは食生活を100%変えて、冷蔵庫にあるものは全てオーガニック高品質の肉や野菜類、脂はインドのギーというものかココナッツ油かココナッツバターやアーモンドバターなど。飲み物もビールの変わりに冷えた昆布茶。これら全てKBリフティングの為の体づくりとダイエットに必要なので徹底したようです。 カリフォルニアであった時、あまりにスリムになっていたのでJWと気づかないほどでした。そしてジュリエットのジムで彼女のコーチをしながら彼女のトレーニングパートナーとして励んできました。彼らは自分たちでこういう環境を作っていったのです。

そして大会。結果は5人全員が堂々の金メダル!!! JWとジュリエットとマイキーの3人はCMS(カンディデイト・オブ・マスター・オブ・スポーツ)すなわちMSタイトル候補というタイトルを獲得。CMSの次のタイトルはいよいよMSです。 ドルビーとマイキーはLC種目で後の皆はバイアスロン競技者です。ジュリエットとサラはご主人たちも一緒にシアトルまで来て応援してくれた甲斐がありましたね!ご主人二人は特にトレーニングとかしていない人たちなので、自分の奥さん達の勇姿に惚れ惚れしていたそうです。
JWはシアトルからカリフォルニアに戻って翌日一日ゆっくりしたらもう月曜日にはルドネフコーチからトレーニングプログラムが届いていました。お休みはたった一日だけで又厳しいトレーニングの再開です。 5人の今年の本勝負は11・19日のミシガン州のナショナル・チャンピオンシップです。今年一年かけてこの日を目指して頑張っているのです。乞うご期待!
JWのスナッチ競技そしてOKCメンバーの今回の競技会のリフティングビデオはこちらから見れます。

私はシアトルに応援に行きたかったのですが、友人のリフター、マイク・サンダースから写真家として雇われたので仕事に行きました。先週末ここマンハッタンから車で45分位のナヌエットという地域でKBスポーツの世界大会=ワールドチャンピオンシップが行われたのです。ラトビア本拠地の、ヨーロッパ最大のKBスポーツ組織IUKLが主催で毎年場所を変えて行う国別対抗競技会です。ロシアのKBフェデレーションもIUKL組織の傘下にあります。代表は私が以前アイアンマン誌でインタビューした事のあるヴァシリ・ギンコです。今回はロシアのナショナルチーム40人、英国、オーストラリア、クロアチアエストニアラトビアエストニアなどの国々から、AKCの大将ヴァレリー・フェドレンコの出身国カザフスタン国更に米国と、総勢200名強のリフターがNYに集まったのです。私は(当然ながら)仕事でなくてもNYに居れば見学に行く予定でした。行ってみると、5月にロシアで会った脅威の新星ジョニー・ベニーゼや、元IKSFAイゴー・モロゾフ、10年連続バイアスロン世界チャンプの貴公子アントン・アナセンコ。V・ギンコと共にアイアンマン誌でインタビューを行った(当時)若手選手ヴァレンティン・エゴロフ、ルドネフの生徒アレクサンダーはシベリアから、そしてOKCフレンドの無敵無敗のビーストことデニス・ヴァシリエフなどの超一流クラスから18歳の超若手まで賑やかな顔ぶれです。これほどの一流リフターたちが200人もNYに来たなんて夢のようです! マイク・サンダースの写真を撮っていたらフェドレンコから「Nazoは何で競技に出ないで写真なんか撮ってるんだ!?」と怒られました。(笑)KBスポーツの歴史を継承してきたロシアやラトビアのリフターたちは流石に皆素晴らしいパフォーマンスでした。そして私のクライアントのマイクは24kgダブルLCで自己PRをたたき出しなんと優勝!世界チャンピオンになりました。この大会は欧米の大会と違って女性はスナッチ種目のみですが、若いエストニアの女の子はなんと24kgスナッチ10分間で175レップスを上げたとか。12歳のロシアの少年は8kgベル10分間で233レップス。 そして私が勝手に貴公子と呼んでいるアナセンコはスナッチ32kg206レップス、ジャーク32kgx2=161レップスの自己世界新記録を塗り替え、私とあまり身長の変わらない〜たぶん155cm以下の小柄な21歳、ジョニー・ベニーゼは32kgスナッチ200レップスで堂々、何回目かの世界チャンピオンに。これらのリフティングを目の前で見れる幸せ、、、。 そして今回も沢山の人達と知り合いになりました。

翌日はマイクサンダースやIKSFAのアレックスやデニス達とロシアンレストランで食事。実にケトル一色の週末でした。
そしてそして遠く離れた海の向こうでは、ついに防府のKB競技会が行われました!!! KB愛好家10数名の方々が10分完走を目指し、鉄球入魂、ベルを上げられました!OKCJ広報担当のふくちゃんが400枚も写真を撮って下さり、それを見て私はもう感無量でした。なんか嬉しくて涙が出ました。小学生のお子様たちから結構シニアな方まで幅広い世代の方が本当に真剣そのものでベルを上げる姿。いつも破天荒な防府の山根塾の皆様は大会の運営進行からジャッジ、ミニ講習会そしてご自分のリフティングまで全てこなされ、大変だったと思います。そして今回のスター選手といえばもちろんJさんです。今回もわざわざ京都からのご参加で、Jさんお一方、LCとスナッチのダブル・エントリーで本格派ギレビックのリフティングの素晴らしいパフォーマンスを見せて下さったようです。また、本ブログでもお馴染み鉄魂さんと山根塾の塾長の2名は堂々24kgLCに挑戦!!!。こちらのイベントも本当に参加したかったです。 手作り感いっぱいの、実に雰囲気の良い競技会だったようですね。皆様そして広報のふくちゃんも遠く九州からのご参加で、本当にお疲れ様でした。今回の参加者の方々が11月の東京の競技会にもご参加されたら嬉しいです。

そして、11月のOKCJジャパンツアーも受付が進んでいます。お早めにお申し込み下さい。いくつかお問い合わせを頂いたのですが、インディアンクラブに関して。ハイ、今年もインディアン・クラブの指導をコースの中にプログラムされています。お楽しみに!!

ナゾ

Some of photos by courtesy of the IUKL org.