IKSFAリポート

アイアンマン誌日本版で、私は今まで不定期に記事を書かせていただいてきましたが、今年からは紙面編集の都合上たまに不掲載になったり担当ページを縮小したりするものの、基本的に毎号ケトルベル関連の記事を書かせて頂く事となりました。 外国でも、メジャーなフィットネス雑誌で毎号ケトルベル関連記事が3〜4ページカラーで掲載されると言う事は未だ殆ど無いので、私のケトル記事は”一応”レアな存在として海外のケトル関連ブログ等で話題にして頂いています。

基本的には自分の体験やOKC関連のトピックをメインとした”ケトル記事”を、写真を沢山入れ分かり易い表現で綴り、ケトルを知らなかった人達でも興味を持って下さる様な記事を目指しています。 私が関わる大きなケトルイベントやジャパンツアー等のご案内もいち早く本誌でお知らせできると思いますので是非アイアンマン誌を今後お見逃し無く!! 宜しくお願い致します。
発売されたばかりの今月号では、IKSFAのロシア紀行の最終号を掲載しています。来月号ではジェイソン・ドルビーの1時間ロングサイクルイベントのリポートをお送りします。お楽しみに。

さて、そのIKSFA組織について近況報告を致します。

私やドルビーやJWは昨年5月のIKSFAコース参加以来、ロシア人コーチ達と常につかず離れず連絡を取り合っています。 ドルビーとJWは過日のブログでも書いたとおりルドネフコーチの元で集中トレーニングを続けています。大きな夢と目標を掲げわき目もふらずにケトルを上げ続け苦手なランニングも毎日行い、本当に頑張っています。 一方私は彼等とは目先の目標が少々異なり、IKSFAコースのコーチ陣の1人でスポーツ科学者のチーホノフ博士とコネクトし続けています。チーホノフ博士は自分の研究グループの著書でケトルベルの科学解説書を出しており、私もサンクト・ペテルブルグで一冊戴きましたが、彼の新しい著書では私が一部、ケトルムーヴメントの研究素材(モデル)となっています。ロシアの世界チャンピオンリフター達の一連の動作と、アマチュアリフターの私がどの様にリフティングに差があるのかというような事を、私の動きのデータを取って科学的に解説するようです。

そして教授からは私のリフティングに関して色々助言を頂いています。 彼の著書の表紙と中身の写真は今発売のアイアンマン誌の私の記事の中に掲載しています。チーホノフ教授は10年以上レスリングとサンボのコーチでした。軍隊ではサンボやGS(ケトルベルスポーツ)の競技会を主催しました。現在は大学の体育教育学部助教授でもあります。

IKSFAのコーチ陣はその後も続々と大会に出場し、皆優勝しまくっています。
1:デニス・ヴァシリエフ (無敵無敗のビーストでラチンスキーの生徒。見事な力コブだ!)
◎ 金メダル〜9/2~7 '2010 ”ロシアン・カップ
◎ 金メダル〜11月’2010 ”ワールド・チャンピオンシップin フィンランド”85kg級 LC 81レップス(32kgベル)
2: セルゲイ・ルドネフ
◎ 金メダル〜11月’2010 ”ワールドチャンピオンシップ” 63kg級 LC x52レップス (32kgベル
)そしてセルゲイ・ラチンスキーは過日1時間ロングサイクルで自己世界記録を更新しました。

私は一昨年前スウェーデンでIKFF資格コースのアシスタントをしましたが、その同じ会場で先週IKSFAのコーチ資格コース第2弾が行われました。申し込みは定員オーバーとなり途中で締め切るほどの人気で、コーチのラチンスキー、ルドネフ、デニス、そして昨年夏からIKSFAコーチの仲間入りした”セルゲイ・メルクリン(オナーオブ・マスター・スポーツ。マスタースポーツ・オブ・ワールドクラス。16回世界チャンピオン。15回ロシアンチャンピオン)、この4名そして通訳のアレックスが指導に当たり大成功イベントとなりました。 私は今年もロシアでのIKSFAイベントには参加予定ですが(JWとドルビーはまだ分かりません)今年は色々な人達が集まりそうです。
IKSFAは世界のGS業界を賑やかにしてくれています。

ナゾ